たとえば僕が 今日バイトを休んでも 大して別に誰も困らない 店長は怒るけど それでも何か僕にも 使命があるんだと思い込ませて だるい身体を起こして シフトに出る "世の中にはこんな 天才がいるんだ"って 画面の中の憧れは 今じゃみんな歳下 ずっと僕にはこれから もっと大それた未来が きっと待ってるんじゃないかな って思ってた 実際 夢だったんだ 一切 幻だったって いつか気づいて 今を生きている たとえば僕が 今日死んでしまったら どれだけの人が僕を思って 悲しんでくれるかな 誰かにとって 必要とされたいと 思うより先に 誰かのことを想える人になりたい 世界が終わるような 不安が訪れて 途端に今までの日々が 愛しく思えたんだ ずっと僕にはこれから もっと大それた未来が きっと待ってるんじゃないかな って思ってた 実際 僕の日常は 一切 ちっぽけではなかった やっと気づいて 今を生きていく