なぜ 突然 歩道橋の途中で 足が止まったんだろう この風景はいつもと そう変わってないのに 今日は違ったんだ あの頃の君を送って 何度かここでキスをして 沈む夕焼けの早さに 僕たちは ただ見つめ合った 忘れたいって思うことだけが いつだって気になってるんだ だから ふいに 君のことだって 思い出すのさ 愛は Bookmark 久しぶりに この手すりに 凭(もた)れて 僕は遠くを眺めた ああ あんなビル あそこに ねえ あったっけ 邪魔だね なんか気になるよ 大切なものはいつだって 何かに紛れてしまって ずっと探そうとしてても 結局はどこかに失くすよ 忘れたくないことばかりが そういつしか忘れられてく だから僕の記憶はあやふやで どんな悲しみもやがて消えて行くんだ あの人混み 一人歩けば ある時 どこかで 君に会えるような気がして… 忘れなきゃいけないことって 多分 忘れられなくなる 余計に 記憶の中に 鮮やかなくらい残ってしまう 忘れたいって思うことだけが いつだって気になってるんだ だから ふいに 君のことだって 思い出すのさ 愛は Bookmark