冷たい右手が懐かしくて 鳴らない携帯眺めていた これが見えていた未来ならば 先へと歩きはしなかったのに 散らかった部屋 響く秒針 もう繰り返す日々はいらない そうして時が過ぎ 日が暮れ消えてく あの空の蒼のように 君を見失う 狂い始めた運命を 遠く見つめていたままで 足りない何かを埋めようとして 君の手掴んだわけじゃないと 仕方のない自分に言い聞かせて 心を誤魔化し取り繕って 歩く二人 俯く影 けど 繋ぐ手は離さないように そうして時が来る 改札の手前 終わりまであと一歩の距離 僕ら、騙し合う 強がりの延長戦 引き分けの涙を、ただ いつか会えたなら 幸せそうな二人 気付かずにすれ違うよね