こいつを唄うと泣けるのさ 遠くはなれて想うのは 鴎とぶとぶ松原よ おいら二人で逢ったとこ あの娘はこの唄好きだった 好きだった ハァー島の ア アリャサ 灯台 灯のつく頃はヨー アリャアリャアリャサ なぜか仕事が手につかぬ おいらの帰るを待ちかねて 嫁にゆくよな娘じゃないが 花が又咲きゃ気にかかる 揃い浴衣でおけさぶし 踊って明かした夜もあった 夜もあった ハァー雪の ア アリャサ 新潟 吹雪に暮れるヨー アリャアリャアリャサ 佐渡は寝たかよ 灯も見えぬ ふるさと恋しや島恋し 瞼とざせばこの耳に 今もきこえる波の音 とんで帰っておふくろや あの娘の笑顔が早よ見たい 早よ見たい