そよとも動かぬ風どこへ 汗ばむ肌をなでる風恋し 茜色の空 眺めながら 人波に身任せ流されて 夏の宵 黙って空を見上げ 飴色の火花を待つ あの何秒 ゴクリと喉を鳴らせば まるで合図みたいに ふたり掌を握った 空っぽの空にひゅるり 舞い上がる花火 こんなにも こんなにも 美しい夜の陰で 届け想い咲き誇る あの火花みたいに ゆるり溶けて こんなにも こんなにも 君を想う夜だから 届け想い 切に願う夜風に そよぐ心 相思い 夜風に漂う夏の果て 今頃キミは何してるかな いつかの夜空 見上げてみては まだ瞼に残る飴色のひかり あの夜キミに何か 伝えることが出来たなら… あと何度 悔めば救われるの? もしも時をあの夜に 戻すことが出来たなら… もう二度とふたり離れ ないように誓うのに こんなにも こんなにも 美しい夜の陰で 届け想い咲き誇る あの火花みたいに ゆるり溶けて こんなにも こんなにも 君を想う夜だから 届け想い 切に願う夜風に そよぐ心 相思い いまは遠き 相思い