こんなに穏やかな海を見るのは なんだか久しぶりな気がした 戦う日々の中で忘れていた 波風の音 生まれたことの意味を知らずにいた あの日よりも面舵は軽い 守るべき未来と征くべき航路 あなたが導いてくれたから (終わらない 終わりない 巡る運命と 戻らない 戻れない 募る後悔と 揺るがない 揺るぎない 堅い決意を 砲身に詰め込み撃ち放つ 残響) 願いの歌 (Hah) それはまるで海のように (青く)果てしない海のように 逸れてしまった それぞれの艦船を もう一度 ひとつに繋いでくれた (Hah) 傷だらけの船体を (強く)優しく包む漣 あなたが傍にいてくれるから 全速前進で もう迷わずに 海を征く 争いのない別の港で 恋い焦がれた 武器を持たぬ少女たちが 無邪気に笑っていてくれるなら それだけでいい 燃え上がる弾幕を掻き分けながら また今日も艦船は征く いつかすべての霧が晴れる日まで (運命も 後悔も) 決意も (抱きしめる あの海へ) それはまるで海のように 美しい海のように 眩しいほど 苦しいほど 視界一面に広がる景色を 見せてくれた 希望の歌 (Hah) それはまるで海のように (青く)果てしない海のように 逸れてしまった それぞれの艦船を もう一度 ひとつに繋いでくれた (Hah) 絡みついた記憶を (遥か)遠くへ運ぶ潮風 あなたが傍にいてくれるから 順風満帆で もう振り向かずに 羅針盤が示し出した未来へ 全速前進で もう迷わずに (Hah) 海を征く