傷を喰らって 意味を探して 愛別離苦の果て嗤う孤影 息を繋いで 意志を偲んで 絶望的観測の示す先へ 逃げ道を引き返した 愚かしさが故 覚悟の上 それでもまだ 何かを捨てきれずに 戯れ言に耳を貸す 沸騰しそうな怒りで 溶かし付けた鎖が 心臓に食い込んでいく 命綱か足枷か 未だ知らずに 冷める事もなく 失うことに慣れやしない弱さを 失わぬように ひび割れた歯車だとしても 砕け散って消える前に 互い違い番い不屈不撓 鬨 疾く 駆れ いつか託す願いがあるなら 戸惑う声を許せるように 返す返す悔やんだ痛みを 希望に変え 刻め 償いと背負う絆 その重さ故 苦悩の果て 掴みかけた扉は手の中 幻影に飲み込まれてゆく 奪われた果てに見つけた強さを 奪われぬように 擦り切れそうな鎖だとしても 一つとして欠ける前に 互い違い結い一味徒党 鬨 疾く 駆れ いつか受け取った願いをまた 躊躇わずに託せるように 返す返す悔やんだ痛みを 希望に変え 刻め その先を掴め 傷を喰らって 意味を探して 愛別離苦の果て嗤う孤影 息を繋いで 意志を偲んで 絶望的観測の示す先へ
