外交も生活も 薄い膜で包むの 破れたって すぐに治るから 白んでいく空と雲 眩しい光が覗くと 本当の自分と 離れ離れになりそう 他人を頼るのに慣れてきても 怠ける自分を躾けないと 足りないのは年輪? もっと燃えないとエンジン 音を立てて 小説も現実も 行ったり来たりする間に 小さな車輪 擦り減って行く 心の 奥の方 沈んだ言葉の錘を 引き揚げる勇気 もう出せそうにないな 鳴り止まないノイズの中でも 要らない覚悟はここに捨てよう 鳴り始めた旋律 ほら 作ろうよエンジンを 今 もう ひとりにならないように この心の 鼓動に触れて 私だけの生じゃない?でも 私だけの所為にしたい そんな自分が 好きだから もうどうにもしようがないな 私だけの生から きっと 誰かの生に繋ぐよ どんな理由だっていいから 生み出す度にこの心臓捧げる 私だけの生じゃない 私だけの所為にしたい