冷え切ったつま先の 感覚が消えていく 痛みもほとんどなくなって 大丈夫だよと笑ってみせた そんな僕の頬に触れた 君の右手が暖かくて もう少しだけ 笑って もう少しだけ そばにいて もう少しだけ 凍えそうなこんな夜だけは もう少しだけ 二人で もう少しだけ 抱き合って もう少しだけ 眠れそうになるまでは 寝ても覚めてもずっと 悪い夢の中にいるみたいだ 出口はまだ見つからない 薄暗い部屋で 塞ぎ込んでいた そんな僕の髪を撫でた 君の右手が優しくて もう少しだけ 笑って もう少しだけ そばにいて もう少しだけ 凍えそうなこんな夜だけは もう少しだけ 二人で もう少しだけ 抱き合って もう少しだけ 眠れそうになるまでは また明日ねと呟く 君の声が夜に響く ねえ、いつかはさ 君のいない夜がやってくるとか 思ったらさ 涙が滲んで溢れそうになる どうかこのままで 夜の淵まで もう少しだけ 笑って もう少しだけ そばにいて もう少しだけ 凍えそうなこんな夜だけは もう少しだけ 二人で もう少しだけ 抱き合って もう少しだけ 眠れそうになるまでは どうかこのまま