子どものころから聴いていた やたらと売れたラブソング あれからずいぶん経ったけど とつぜんいまさら涙した いくつもの時代が過ぎても バリバリに響き渡った ロックスターたちのデッカイ背中が やたらカッコよく輝いていた 時代を駆け抜けた先輩たちの 半端ない生きざまにシビレちまった ボール野郎の慟哭が 今日も不気味に木霊する どこに行っても弾まない 誰も何も気づかない 95年を境に 世界は色を失って 冷たく硬くなっちゃった 何をやっても弾まない オイルまみれのレザージャケット 漆黒の闇を疾走する 今じゃどこにもない青い オーラをまとって ロックスターたちはすでに 遥かかなた