覚えてますかこのベンチ 角の少し欠けた レモン色がまぶしく 今日も光ってます 手さえ握れなかった2人だったけど この上ならギュッと強く強く 今日起こったすべての出来事 君は僕のこと 日記のように毎日話してくれたね 今も目に浮かぶ 最高の季節(じかん) そして五年が過ぎました 昨日街で君と同じ傘の子を見た 振り返ったその時 時が止まった 気がついて近づいて 目が合ってすれ違った 離れて振り返って笑顔でかけよって 抱き合った 離れて初めて 自分て弱いってわかって 泣きそうでこらえた 今日は一緒にいよう 懐かしい目は今も変わらず そこにあるんだ 眉をひそめるその表情も 指のしぐさも 同じまんまでいてくれたんだね 時の速さに消される事なく だけど心は違う誰かに 染められていた 友達という言葉の意味を知る… 「またね」って 見知らぬ誰かと手を振って 消えてく君の手握って 奪ってしまいたい なんてね思ってかけだして とどまった また我に帰って 笑顔で「いつかまた会おう」って 偶然のイタズラか またそこですれ違った 離れて振り返って笑顔で 「バイバイ」って手を振った 離れて初めて自分で自分をわかって 泣きそうでこらえた 今日はゆっくり帰ろう