よれた体とタバコ臭い服を着て 早朝の線路沿いを歩いていた 思い通りにならぬことがあるのは 思い通りにしようとしていたからだ 自分のために生きるのは難しい 人の素顔が、一番好きなくせに どこでどんな顔で過ごせば 良いのかと 考えていた君は、君は らんらんらん、 生活からはみ出たおバカな怪獣 君の言葉をこの僕が 今歌ってやるからな らんらんらん、 輪郭も朧げな優しい怪獣 君の心は僕がずっと守るからね 恋をしたなら大事にしまっておきな 誰にも渡さないでいいし、 握りしめもしないで いつか例えばライブハウスの隅で あの子のことをぼんやり 思い出すのさ 大事なものほど、 手放せる勇気が欲しい よくわからないまま、 そのままでいい 自分のものになんて 決してなりやしないから じゃあ、最後に残るのは何? あぁ少し胸が詰まるよ この気持ちは一体、何だろうか 僕の不思議な怪獣よ 君の言葉をこの僕に 今聞かせておくれよ らんらんらん、 現実に怯えていたおバカな怪獣 僕は君にこの世界を見せてあげたい らんらんらん、 愛を知っている君は 怪獣のままでいい 僕は君をずっと 守ってみせるから‼︎ ありがとう、愛してくれて ありがとう、愛しているよ