棘のような雨が降れば 千切れるかな 真っ赤な糸 窓から見る外は 雨が渇く間もなく 哀れな私には それがよく似合ってる 蝕まれ溶けるほど 嘘吐きを演じて 朽ち果てる時まで私、 生きてきたもの 苦しいよ、一言溢れ落ちたあの日に 「生まれなければ良かった」 躊躇う言葉だけ 飴を咀嚼したい 哀れな私には それがよく似合ってる いつしか私には消えない傷だらけ 消えない 蝕まれ溶けるほど 嘘吐きを演じて 朽ち果てる時まで私、 生きてきたもの 教えてよ、 刺さった棘のように深くまで 私と生きて良かったと 今だけはそう答えて