ずっと前を歩く君を追う 同じ速さでしか進めないから そっと小さな願い事をした夜に 小さな春は終わってみせた あぁ 心の奥の方 そこでまだ君は笑っているんだ 形がそこにあるから 囚われてしまったんだろう 今更だけど気づいたよ ずっと僕の時間は 止まっていたんだって 馬鹿だな たとえ残された答えが 絶望一辺倒だとしても 笑おう いずれにせよ最後なんだって 星が降る夜に幻を重ねて 冷たい君の中に春を想うよ 随分小さく見える君の背 何一つ変わらない 目には見えない物 もしもまた同じ時を過ごせるのなら あの問いの答えを どうか聞かせてよ ああ ああ ああ ああ あぁ あふれた思い出が 君の実際を覆い隠した 期待外れの希望に 囚われてしまったんだろう 今更だけど気づいたよ きっと君の願いは正しかったって ごめんな ごめんな いかなきゃ たとえ残された答えが 絶望一辺倒だとしても 笑おう いずれにせよ最後なんだって 星が降る夜に幻を重ねて 冷たい君の中に春を想うよ もう時間だ 僕は手に持ったそれを