あの街に向かう道のり 私は自分隠しで忙しかったよ 正直アナタに会うのは 怖くて仕方なかった あの場所のように なっていると思ったから アナタと通った道は もう雪が解けましたよ ようやく春が来ますね そしたら夏が来ますね 季節はいつも通りに 巡っていくけれども あなたはあの場所には もう居ない アナタと過ごした場所は もう少しで失くなるけれど 記憶は失くさないから だから心配ないよ 私が「久しぶり」とね 言うとアナタは驚き 痩せた顔で私を じっと見ていましたね 相も変わらずに口は元気ですね だけれど珍しく私を褒めてくれた アナタが頑張った証を取ってきたよ これで忘れないよね 想い出せるよね 昨日の「またな」 が今も離れなくてさ 正直辛いんだよ どうしてくれるの 歩ける幸せ 食せる幸せ 眠れる幸せ 生きれる幸せ 全てできることがどれだけ 幸せなのか 私はアナタを見て気づかされました 次の人生は満足して欲しいよ 私はアナタのこと誇りに想うわ アナタの背中は忘れない 過不足で偉大な人 此処まで頑張ったから 次は報われてね 私アナタのように 強くなって魅せるわ だからその姿を どうか見守ってね