不機嫌なふりで 少し困らせて笑った 今は浮き足立っていたいんだ すぐに過ぎていく季節に 間違えたっていいさ 手探りの逃避行へ 騒がしいのに寂しい 画面は手放してさ 泳ぐ光 雲追う影 見上げてた 君の仕草をなぞった リボンに絡まって 指先でほどけていく リズムに流されて 淡く輝いたその輪郭に戸惑って 走り始めたお揃いの足跡も残せない 足りないような今日は 何処かに置き去りにして 振り返る風景のように 忘れていた不都合も すれ違う過去の泡に浮き沈みしたり キラキラゆれる陽射しは グラスの中で踊る 騒ぐ風 なびく枝 手を振ってた 逃げていく コバルトのフリルにつかまって 手のひらできらめいたしぶきを 浴びながら 溶け出したオレンジのレースを 追いかけて こぼれ落ちていく言葉のはざまを 掴めない 君の仕草をなぞった リボンに絡まって 指先でほどけていく リズムに流されて 淡く輝いたその輪郭に戸惑って 走り始めたお揃いの足跡も残せない