Track by石原裕次郎
汐風が 眉を噛むよな 舟着き場 今日もひとりで 俺は来ている 顔をかくして 窃っと来ている 週にいちどの通い船 降りるすがたを・・・・ もしやもしやと 探してみるのさ 日が昏れた 君はやっぱり 帰らない こんなしがない 島の故郷へ いちど出たのに 戻るものかよ 嘘は言わぬと約束の かたいちぎりも・・・・ どこへ飛んだか 汐騒ばかりさ 月の渚の 砂山に 今日もひとりで・・・・ 人に隠れて 窃っと寝ころぶ