騒々しい光 まばゆくゆらめいて あまねく命を照らす 朝露がこぼれる まとわりつく気配 鮮やかなきらめき ただ返す返すは静かな君の声 ささやかな日を並べてゆくだけ 暗がりを照らすよすがになり 野原を吹き抜ける風を浴びてなびく 小さな花たちも高く伸びる草も 淡く混ざり合いながら 偽りのないそのままで 根を張り巡らせている 嵐に荒れる日も 変わらぬまま あと少しで辿り着ける 気がしていたのに ゆらり消えた 昨日からの雨が辺りを満たしていく 見落としたものの数は だいたいでいいはず 行き先を埋め尽くす 草原を歩いていく あと一つすくいあげて 胸に抱き明日もまた 悼み続け空を見上げて また前を向けるなら