口が裂けても言えないことだって 洗い浚いきみには 話してしまいたくなる そんな自分にうんざりするんだ 変わりたいなんて思わない 臆病者でも構わない また嘘を重ね皮が分厚くなっていた これは初期設定か欠陥かあるいは 変化とも呼ぶべきなのか? きみの胸の中へ飛び込めたならと 思ったりするんだ 鼓動が聴きたいわけじゃない 温もりが欲しいわけでもない その心の奥を覗いてみたいと 気付いた モノクロームで充分な日常をきみは 彩付けてゆくんだ それは綺麗で だけど怖かった 何がとは言えないけど どうすれば どうすれば どうすれば どうすればよかったんだ 感情のプログラムを 叩いてもわかんないや わかんないや わかんないや わかんないけどきみなんだ “手を伸ばした” 遠のいた 遠のいた 遠のいた 勘違いもいいとこだ 刳り貫いてしまえたなら楽なのに もういいや もういいや もういいや こんなんだから嫌なんだ なんにもいらないから 何を持つべきで何を捨てるべきかを 見極めることは いとも容易くパターン化された プロセスの一部のはずだ 天秤にかけてみるんだ 重いだけじゃ意味無かった そこに対する“想い”の質量で 選んだ 鉛色に染められた記憶をきみは 抱えどこまででも… 何を思ったのか追いかけていたんだ 「帰ろう」と言えるように どうすれば どうすれば どうすれば どうすればよかったんだ レーゾンデートルもきみの掬い 方もわかんないや わかんないや わかんないや わかんないけど“手を取った” きみが沈まないように 気のせいだろうけど心臓が跳ねた 油断はしないよ わたしは空っぽ 膝を濡らすような夜も忘れるほど 空っぽなんだ それでよかったはずでしょ? どうすれば どうすれば どうすれば どうすればよかったんだ どうすれば どうすれば どうすれば どうすればよかったんだ 感情のプログラムを 叩いてもわかんないや わかんないや わかんないや わかんないけどきみなんだ “手繰り寄せた” 遠ざけてしまったのはわたしだった 全部きみのせいにした 金輪際 夢見なくてもいいように …本当はわかっていた わかっていて曖昧と蓋したんだ きみを失くせないから ああ