柔らかい唇に 痺れるくちづけをしてみる 凍ってた涙のカケラたち お日向様色(オレンジ)に染まってく 誰もが通り過ぎてく 儚い真昼の白い月 あなただけは気付いてくれるでしょう? 抱き締めてくれるでしょ 溜息だけの風の街 いつか身をまかせてた あの頃よりもっと 深く こぼれおちるもの 激しく 私の中溢れるうた ひとしずく ひとしずく すくって 熱い胸に今とろけだす あなただけが奏でる音に 包まれて歩き始める 頼りない耳元に しがみつく特別な囁き ふざけてそらしてばかりいた 心に滑り込む 曇り空見上げたままで 立ち止まり 見失ってた理由(わけ) あなたなら分かってくれるでしょう? 答えをくれるでしょ 饒舌すぎる人混みで そっと息ひそめてた あの頃よりもっと 強く 輝きだすもの 狂おしく あなたの指潤す音 ひとしずく ひとしずく すくって やさしいその雨に彩られ 私らしく始まるうた 届けたい どんな時でも 輝きだすもの 狂おしく あなたの指潤す音 ひとしずく ひとしずく すくって やさしいその雨に彩られ 私らしく始まるうた 届けたい どんな小さなその胸の痛みさえ 濡らし続けてあげるよ 雨上がりの空を写す 水溜まり 二つの影 どうか絶やすことなく…