秘密の部屋で待ち合わせ いびつな嘘を塗り重ね あの日みてた夢は溶けた サイダーの泡も抜けた 古びた水槽の中で いつかの魚が浮いてる よみがえる夏の思い出 素敵に生まれ変わってね 長い夢がさめたら 思い出捨てて旅立とう 荷物はなるべく少なくして 遠くの町へと 不思議と澄んでいく気持ち 霧が晴れて星も見えて 行き場のない憂鬱まで いつの間に空に飲まれて 古びた浴槽の中で ひとりの魚が浮いてる よみがえる夏の思い出 素敵に生まれ変わってね 長い夢が覚めたら 思い出捨てて旅立とう 荷物はなるべく少なくして 遠くの町へ 赤い雨の滲んだ 寝巻きを捨てに出かけよう 荷物はなるべく細かくして 遠くの山へと 見上げた夜空は冷たく 湿った土を踏み締めて 寄り添い歩く川裾で いつかの魚が見ている