✨新譜なしです✨🎼 楽器シリーズ第2弾。ビブラフォンです。1年ちょっとでコツコツとXのPostで紹介された曲を集めて選んで調べて漸く完成。金属製バーを持つ鍵盤打楽器、鉄琴の一種。1920年代に米国で開発された楽器。回転ファン付の共鳴管でビブラートを付けられる。だから「ビブラフォン」。グロッケン(シュピール)は共鳴管がなくて音域も高め。同じく1920年頃からSwing Jazzの商業録音が勃興したのもあり、Jazz奏者が使う事が多いのかも(別ソースではJazz奏者向けに開発とか書いてあったり)。で、す、が、Jazzに限らずPickUpしてみました。しかしビブラフォン奏者周辺って調べれば調べるほど面白いすね😊
#1 Warren Wolf / Herzog
まずは、インパクトあるジャケットの米ボルチモア出身のヴィブラフォン奏者。2’25”あたりからの高速かつ緻密な音の粒、構築美を十分に堪能できる一曲。ビブラフォンの歴史を辿るトリビュートアルバム24年作”History of the Vibraphone”から。
#2 Milt Jackson / Afternoon In Paris
米ジャズ史を代表するVibes奏者。Art Farnerのトランペットに寄り添ってテーマを奏でるビブラフォンの”ビブラート“を聴かせるプレイ。テナー・サックス(Benny Golson)、トランペット(Art Farmer)、ピアノ(Tommy Flanagan)、Bass(Paul Chambers)と続くシンプルだけどいぶし銀のプレイのビバップ。59年の”Bags’ Opus“からの名演。
#3 Exotic Roosters / Mamblues
伊ミラノの音楽グループ。Jazzをベースに、マリンバ、ビブラフォン、コントラバス、パーカッション、ドラムというリズム隊中心の編成で、サルサ~ボサノバまでリズミカルなワールドミュージックを鳴らす。マリンバとユニゾンしたり、打楽器としてのビブラフォンを聴かせます。24年。
#4 Groove Collective / Rahsaanasong
米NYのアシッド・Jazzグループ。クラブ発のコズミックなサウンドでFUNKYなグルーヴを鳴らしてます。かっこいいすねぇ。94年の名盤Debutセルフタイトル盤から。
#5 The Deep / Color Dreams (Mono)
英サイケロックバンド。Jazz寄りにならないとなるとサイケロックですねぇ。オールドスクールなパブロックに中盤からのビブラフォンがサイケに花を添えてますな。66年の1stその名も” Psychedelic Moods”収録
#6 Allez Kiki Fermentation / QMGS
こちらも伊、ポストロック、Jazzグループ。フュージョンよりかも。この曲ではメインパートを担っていますね~。コントラバス奏者中心のグループらしく、こういったジャンルでは珍しくアルコ(弓)を中盤で使ってますね!24年のダブルタイトルのシングルから。
#7 Yugen / Cinically Correct
またまた伊、チェンバー・プログレバンド。日本語の幽玄から命名だそう。怒涛のビブラフォン・サックスの高速ユニゾン(生演奏?!!)から始まり、高速変拍子・Voコラージュ、次々に変貌する曲調なのにギリギリ統一感。計算しつくされているのか?難解・長尺なのに聴けちゃう一種プログレロックオペラ!いや・・・圧巻すね。16年。
#8 Mulatu Astatke / Mascaram Setaba (Stereo Master)
ラストはエチオピアが誇るヴィブラフォン奏者、Ethio-jazzの創始者。初のアフリカ人学生としてバークリー音楽大学に入学しヴィブラフォンとパーカッションを学んだという経歴。エチオピアの伝統音楽とJazz・ラテン音楽を融合させたエチオジャズを確立。旋律楽器として5音スケールのヨナヌキ音的音階を漂うビブラフォンのメロディとマイナー調がどことなく日本の唱歌、もっというとチンドン屋。懐かしいけど何処かに行っちゃいそうでぞわっとする感覚。エチオジャズ・・・調べれば調べるほど日本人好みじゃね・・か。72年のエチオジャズの金字塔” Mulatu of Ethiopia“より。
【PL説明】音楽に造詣深い方のポストから、初聴き曲、アーティスト中心に拾い厳選してます。TikTok (ティックトック)、SNSで話題とかオシャレとか気取らず。和洋新旧ジャンル問わずジャズからワールドミュージック、アンビエントまで。同じ曲リストしない、アーティスト被らないが基本。オールジャンル(雑食)、音楽の幅広げたい人、発掘したい人にオススメ。海外評価先取りしたい人にもオススメです。
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