“ 方向と速度 ”
何の話し方いうと
従来型の世界と新秩序
そんな話である
最初に書いて
置かなければならないのは
どちらが善でどちらが悪か?
そんな話ではないのだろう
ということ
どちらかというと
好きか嫌いか?
そんな話なのだろうと思うこと
人間は停滞している
そろそろ新しいステージへの
進化を促さなければならない
そのためには
今ある社会システムを一度
すべて壊さなければならない
国境などいらない
宗教などいらない
道徳などいらない
それに基づく憲法や法律
そして家族や性別まで
すべてをフラットにして
地球人という考え方
優秀なエリートとAIで管理する
その中で多くの人々は
自由に幸せに暮らせばよいのだ
そんな新秩序なグローバル世界
いやいや、一見
夢のような世界に見えるけれど
それって
エリートとAIの奴隷になれって
そんなことではないのか?
それぞれの国と文化
宗教と習慣を守り
人として道徳的に生きる
ゆっくり徐々に
自然に進化していく
やはりそれが正しいのではないか?
それに任せておいては地球が滅ぶ!
いやいや、そんなことはないだろう?
そんな方向性と速度感の違い
両方が正しいようにも思えるが
そんなことで争いあう
そんな必要はないのではないかと思う
“ 小さな世界 ”
僕の住んでた小さな世界
お互いがお互いの
命に関わるのだから
試し試されるのは当たり前
外されるのは互いのためで
命を守るため
そして深い後悔を生まぬため
そんな信頼関係
信頼されるということは
責任を負う力があると
認められたそんな証
張り詰めた緊張感と
仕事を終えたあとの開放感の共有
そこにあるのは一体感
何ヶ月も船上で
何年もリグの中で
選ばれた数十人のメンバーで過ごす
ルールとモラル
乱せばそこにはいられない
それらはすべて
収入に直結してくるものだった
だがこの世界は違う
それは人数と層の幅に見える
稼ぐのではなく
生み出すのではなく
使う世界
消費していく世界
あまりに常識が多様すぎて
どれをどう守っていいかわからない
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