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日々ライブハウスを駆け巡る、AWA MOSH PITクルーが毎月素晴らしかったアクトをライブショートレポと一緒にお届け🔥
2023年1月もAWA MOSH PITクルーは多くのライブをチェック。その中から29アクトをピックアップ!
一日も早く制限なく皆でライブを楽しめる日々が戻ってくることを願い、ライブハウスやアーティストへのエールも込めて、今月もこのプレイリストをお届けします。
ライブレポから当日の熱気やバンドの魅力を感じてもらえたら嬉しいです☺︎
📝ライブショートレポ by AWA MOSH PITクルー
1/11(水) reGretGirl @Zepp DiverCity:the shes gone・reGretGirl・This is LASTの3組によるイベント "the shes LAST Girl" 東京公演、1番手はreGretGirl。Vo.平部が『the shes LAST Girl、1曲目はこの曲だー!』と叫んで「Shunari」で開演。待ってましたと言わんばかりの盛り上がりのまま「ルックバック」「サムデイルーザー」と2ndフルアルバム『tear』から連投。自然と拳があがり手拍子も随所で起こるなど新曲たちもしっかりライブに馴染んでいた。代表曲「ホワイトアウト」のラスサビ前、主人公が吐露しているような言葉の羅列からの力強いロングトーンはライブで大化けしていた。『冬真っ只中ですがあったかい曲を』そう告げてから披露したのは「スプリング」。春のような暖かいサウンドの中、観客一斉にステージへ手を伸ばす光景が美しかった。最後は疾走感炸裂の「ホワイトアウト」「soak」で締めくくり、フロアを最高に熱くして2番手にバトンを渡すのだった。
1/11(水) the shes gone@Zepp DiverCity
: "the shes LAST Girl" 東京公演、2番手は・the shes gone。リハではCMソングやThis is LASTのカバーで空気をつくり、本編1曲目は「ディセンバーフール」。話しかけるような最小限の音数ではじめ、冬の切ない楽曲を最後の一音までじっくりと聴かせる。バラードでグッと引き込んだあとは明るくポップな「甘い記憶」と「ガールフレンド」。この緩急にフロアの熱気が一気に増し、もうシズゴの世界にどっぷり。 中盤は疾走感ある「嫌いになり方」などで盛り上げ、この日の最後は「ラベンダー」。Vo.兼丸の言葉を借りるならシズゴの音楽はきっと引きずることがあったとき甘やかせてくれる場所。優しい歌声とメロディに委ねるように手を振るフロアを見ていてそう実感するアクトだった。
1/11(水) This is LAST@Zepp DiverCity
: "the shes LAST Girl" 東京公演、最後に登場したのはThis is LAST。ライブは「愛憎」「殺文句」と代表曲連発でスタートすると、手拍子の一体感がたまらないライブ定番「恋愛凡人は踊らない」など序盤からフルスロットル。伸びやかな歌声を響かせる。「カスミソウ」ではホーンの音色も加わり華やかで『いくよ!』の掛け声で一斉に手が上がる瞬間も含め非常にライブ映えしていた。MCではライブ前に見かけたファンのエピソードを話し、アットホームな空気も流れる。この日最後は黄色の照明でとびきりポップに「オムライス」。サビ前のタンタ タンタタンの手拍子で盛り上がり、イベント初日を締めくくった。
1/21(土) ハンブレッダーズ@渋谷Spotify O-EAST
:『ircle Presents【HUMANisM〜超★大乱闘編2023〜】』の"いいちこSTAGE"のトップバッターを飾った、ハンブレッダーズ。「BGMになるなよ」からライブはスタート。続く「ギター」ではVo,Gのムツムロ アキラとGのukicasterがステージ上のお立ち台に上がり、ギターソロを披露する場面も。MCではircleとの思い出を語った。Vo, Gのムツムロ アキラが16歳の時に聴いて以降ずっと好きなircle「本当のこと」の一小節を弾き語る場面も。長いことバンドをやってきたから、大好きなircleに呼ばれて一緒のステージに立てている、と感謝と喜びを伝えた。ライブの後半は、再度4人体制になった始まりの歌「光」「ヤバすぎるスピード」と今のハンブレッダーズの音楽を鳴らした。そしてライブの最後は「DAY DREAM BEAT」で締めくくられた。これからもたくさん、ヘッドホンの中に宇宙を作り続けてくれるだろう。
1/21(土) SAKANAMON@渋谷Spotify O-EAST
:『ircle Presents【HUMANisM〜超★大乱闘編2023〜】』の"いいちこSTAGE"に続いて登場したのが、ircleと同い年のSAKANAMON。2022年のライブ納めもircleだったSAKANAMON、彼らの2023年最初のライブは「クダラナインサイド」からスタート。ダンスチューンナンバーの「UTAGE」、SAKANAMONの代表曲のひとつ「ミュージックプランクトン」とフロアのボルテージも高まっていった。MCではircleについて、彼らが長い間やってきて慕われているから、今日の最高の対バンを呼んだイベントになっている、としながら、自分たちは後輩も先輩からも慕われてないと自虐エピソードを交えてフロアを和ませる場面も。そんなSAKANAMONにとって2023年は15周年イヤー。ライブの最後は最新アルバム"HAKKOH"から「MAD BALLER」で締めくくられた。
1/21(土) 時速36km@渋谷Spotify O-EAST
:『ircle Presents【HUMANisM〜超★大乱闘編2023〜】』の"二階堂STAGE"に登場した、時速36km。「スーパーソニック」「アトム」をリハで披露。既にフロアには拳が突きあがる。そしてライブがスタート。「銀河鉄道の夜明け」「夢を見ている」「動物的な暮らし」と立て続けに披露。MCでは、昔から聴いていたircleに対して呼んでくれたことへの感謝を伝えたり、こんだけ最高のバンドを集められるircleになりたい、なりますという決意も述べる場面も。"最高のベーシスト、オギノ テツ"とVo.Gt. の仲川慎之介の振りから披露された「スーパースター」は特に爆発していた。最新曲「stars」も披露され、今の時速36kmを感じることもできた。"ありがとう"と愛してる"だけで良いと思う。轟音とその轟音を切り裂く歌声が何度も突き刺さるライブの最後は「ハロー」で締めくくられた。(後にircleからのレポ編ツイートの中で、一番ベースが歪んでたで賞を贈呈された)
1/21(土) cinema staff@渋谷Spotify O-EAST
:『ircle Presents【HUMANisM〜超★大乱闘編2023〜】』の"いいちこSTAGE"に続いて登場したcinema staff。彼らもircle、SAKANAMONと同い年。ライブは「若者たち」からスタート。「シャドウ」「白い砂漠のマーチ」と続き、圧倒的な轟音と空気を切り裂く鋭利なサウンドの「great escape」は圧巻だった。MCではircleとの思い出の中で、高校でcinema staffを組んで岐阜でライブをしてたときに、お客さんからirceの前身バンドのCD-Rを渡されて大分にカッコイイバンドがいるから絶対いつか対バンしますよ、って言われて大学になって実際にライブを一緒にやるようになった、とウソのような本当のエピソードを語ってくれた。「海底」「flugel」など今のcinema staffの楽曲から、「KARAKURI in the sky walkers」「西南西の虹」と初期の楽曲も披露。これもircleのイベントだからこそのセトリだと感じた。そしてライブの最後は「3.28」で締めくくられた。
1/21(土) KOTORI@渋谷Spotify O-EAST
:『ircle Presents【HUMANisM〜超★大乱闘編2023〜】』の"二階堂STAGE"のトリを飾った、KOTORI。「涙があふれそう」「19歳」とリハからエンジン全開。そんなリハから本番にすぐに入り「高鳴る胸に鐘を鳴らせ」からライブがスタート。リハからその予兆はあったのかもしれないが、この日は特にアクセル踏みっぱなしの攻めのセトリとなった。続いて「素晴らしい世界」では、Gt,Vo.の横山優也がフロアと一緒にシンガロングを促す場面もあり、当然両手の拳を突き上げながら一体となって歌った。「EVERGREEN」「Blue」「ジャズマスター」と続きさらにボルテージを高めていく。さらに「1995」「unity」と疾走する楽曲ではモッシュ、ダイブも起こる。さらにさらに「羽」「GOLD」と手を緩めるどころか、ますます加速していくボルテージ。セトリ最後の「遠き山に陽は落ちて」まで、熱量が尽きることは無かった。
1/21(土) ircle@渋谷Spotify O-EAST
:『ircle Presents【HUMANisM〜超★大乱闘編2023〜】』の"いいちこSTAGE"のトリを飾った主催のircle。「あふれだす」をリハで披露した瞬間、いよいよこの日のクライマックスということを実感してしまい色んな想いが込み上げてきた。ライブは「ロックンロールバンド」からスタート。まさにircleの代名詞のような曲だ。「セブンティーン」「2000」とライブは続く。MCでは、今年もHUMANiSMが開催できたことは、一緒にこの時代を生き抜いてくれているバンド、お客さん、ライブハウスがいるからできていることに感謝を伝える場面も。この場所も、このイベントも当たり前ではない、昨日や明日や未来ではなく今を生きていく、from 1987 ジャパニーズロックバンド、ircleの言葉はこの日の全員の心に強く刻まれたことだろう。「呼吸を忘れて」「わかりあうこと」「決断はいまだ」と続き、ラストは「本当の事」を披露。アンコールでは改めてこの日を迎えられたことへの感謝を伝え「ばいばい」「アンドロメダの涙」と披露し、「HUMANisM〜超★大乱闘編2023〜』は幕を閉じた。この日この瞬間を一緒に共有できたことを心に刻んで今を生きていこうと思った。
1/21(土) サバシスター@Zepp DiverCity
:若手バンド集結のイベント "フリ放題コーリング2023" 東京のオープニングアクトはサバシスター。Vo.なちの『よろしくお願いします!!』と初々しい挨拶から「ジャージ」で開演すると会場にはすぐに拳が上がる。そこからバラード「しげちゃん」では第一声の歌声で一気に空気を変える。O.Aにもかかわらずフロアはぱんぱん。活動開始から1年経たずでファンを急加速的に増やすサバシスターの注目度の高さが伺える。独特な角度でロックな歌詞と哀愁を感じさせるどこか懐かしいメロディ。全4曲を披露し、会場には大きな拍手が鳴り響いていた。
1/21(土) SHE'S@Zepp DiverCity
: "フリ放題コーリング2023" 東京本編の1番手はSHE'S。1曲目の「Raided」が始まるとメロからすぐに手拍子が起こり、スリリングな展開で観客はすぐ釘付けに。「追い風」では一転、前向きなメロディと開放的なサウンドを聴かせると、続く「Masquerade」は真っ赤な照明がエキゾチックなロックと相まってフロアの一体感と熱はさらに上がっていく。Vo.井上竜馬はMCでトップバッターは自分たちの志願であると明かす。『若手のイベントは若手が占めるべき。いいバトンを渡せたら。』と想いを語ってから披露された「Letter」は井上のやさしいピアノソロから観客は目を離せなくなっていた。「Grow Old With Me」はライブアレンジのピアノとファルセットでの歌い出しに鳥肌。この日一番の手拍子が鳴ったあと、最後はCMソングとしてもお馴染みの「Dance With Me」。サビで観客が一斉に手を振る光景は美しく、先輩としての貫禄を見せたアクトだった。
1/21(土) プッシュプルポット@Zepp DiverCity
: "フリ放題コーリング2023" のステージにプッシュプルポットが登場。この日は「こんな日々を終わらせて」で開演。1曲目からメンバー全員が力いっぱいに歌う姿に、"手が上がる"ではなく"拳が突き上がる"光景が何度観ても美しい。背中を押してくれる歌詞にはシンプルな言葉も多いのだけど、圧倒的熱量の演奏とVo.Gt. 山口大貴の実体験、観客に語り掛けるような歌が掛け合わされると説得力が半端ない。全身全霊の全8曲、「愛していけるように」の【歌で君を守るから】という歌詞を体現するような素晴らしいアクトだった。
1/21(土) アメノイロ。@Zepp DiverCity
:『ラブソングを届けにきましたアメノイロ。です』Gt.Vo.寺見幸輝がそう告げてライブは開演。1曲目の「エイプリル」から綺麗なメロディと絵画が浮かぶような歌詞世界がフロアを包む。そこから「水彩の日々に」では一気にギターが全面に出るロックサウンドに変貌するが、寺見幸輝の透明感ある歌声はしっかりと存在感を見せる。最新曲「あのね」と「インスタントカメラ」では"君"の面影が残る切なさをライブでも表現。こういった切なさを表現させると彼らの右に出る者はいない。最後は疾走感あふれる「あとがき」で拳をフロアに残してステージをあとにした。
1/21(土) クジラ夜の街@Zepp DiverCity
:全員真っ白な衣装で登場したクジラ夜の街。"ファンタジーを創るバンド"であることをアナウンスすると開演と同時に唯一無二の世界観が炸裂。新曲「踊ろう命ある限り」ではサビ後の癖になるフレーズで盛り上がる。今後よりライブの定番になるだろう。「あばよ大泥棒」は曲始まりと同時に観客がリズムにあわせて手を左右に振るなど、宮崎一晴(Vo/Gt)が手を叩き、手を振り、フロアの指揮を取るとそれに観客がしっかりとついてくる。何度観てもこの一体感に驚かされる。『このライブハウスを夜景が綺麗な街に変えてみせましょう!』と話して完全暗転を挟んで夜を演出したり、ストーリーテラーのように曲を繋いだりと随所で日常を忘れさせるようなパフォーマンス。『はじめてのZeppでした!いかがでしたか?』宮崎一晴が最後にそう問うと、その答えと言わんばかりに鳴り止まない拍手が鳴っていた。
1/21(土) ねぐせ。@Zepp DiverCity
: "フリ放題コーリング2023" クジラ夜の街のバトンを受け取ったねぐせ。はリハから『今度はハッピーの世界に誘おうと思います!』と宣言しフロアを盛り上げる。本編は4人で拳を合わせたあと「独占愛」でライブ開演。続けて披露したのは新曲だったがファンがすぐに順応して一体感が出るのが凄い。MCでは本人公認というクジラ夜の街のマネをしたりと終始平和。「猫背と癖」などやさしさ溢れる3曲のあと、ドラムのリズムに合わせて大きな手拍子がなると「スーパー愛したい」へ。サビで拳をあげて楽しんだあと、この日のラストはSNSでバズり一躍代表曲となった「グッドな音楽を」。手でハートを作って手拍子する振り付けがぱんぱんのZeppで見られて最高にハッピーなアクトだった。
1/21(土) bokula. @Zepp DiverCity
:4人で拳をぶつけるとフロアから拍手が起こり、この日は「この場所で.」で開演。Zeppというライブハウスで聴くこの曲は格別。さらに「もう一回」も音圧高め、どかどかしたリズムを鳴らす。『何かに残したいのではなく、あなたの頭に焼き付けたい』とGt.&Vo.えいが宣言して代表曲「愛してやまない一生を.」ではメロから手拍子の応酬に。若手勢ぞろいのこの日について『みんな違うかっこいいをもってる』と熱いMCを挟んで、最後は新アルバムから「FUSION」と「満月じゃん。」で締めくくった。昨年見たときよりはるかに音が強くなり、その音に覚悟が詰まってることを強く感じるアクトだった。
1/21(土) カネヨリマサル@Zepp DiverCity
: "フリ放題コーリング2023" も終盤、トリ前に登場したのはメジャーデビューAL発売を4日後に控えたカネヨリマサル。いしはらめい(ba)もりもとさな(dr)が手を振ると、観客も振り返す和やかな空気感から一転、1曲目「ラクダ」から疾走感あるロックサウンドで観客は拳をあげる。『この曲をこの場所でやれることを噛み締めて演ります』ちとせみな(vo,gt)がそう話して「もしも」へ。1stミニアルバム、活動初期の楽曲をZeppで高らかに鳴らしたあとは、最新曲「26」とライブ定番「ガールズユースとディサポイントメント」で締めくくった。メジャーデビュー後も青春ロックの可能性を追い続けてほしい!
1/21(土) ヤングスキニー@Zepp DiverCity
: "フリ放題コーリング2023" 東京公演のトリはヤングスキニー。疾走感あるギターロック「8月の夜」で開演すると、ロングヒット中の「本当はね、」は初Zeppの緊張を感じさせながらも、観客の温かな手拍子に包まれる。『2年前はこんな光景を見られることを想像していなかった。バンド始めた時、周りに散々笑われてバカにされて…それでもここまで来れました。夢に向かって頑張ってるとそういうことが絶対にある』そうMCで話してからの、メジャーデビュー曲「らしく」はグッとくるものがあった。アンコールでは代表曲「憂鬱とバイト」が披露され会場一体で盛り上がり、イベントを締めくくるのだった。
1/23(月) totemぽぉる@下北沢SHELTER
:TRUST RECORDS xHOT STUFF PROMOTION pre.『RAD HOT vol.6』のトップバッターを飾った、totemぽぉる。不器用ながら真っ直ぐな想いを音楽に乗せる熱いライブアクトに、ライブハウスは一気に熱気に包まれる。「プラトニック・ラブ」は、彼らなりのラブソング。熱量が高まりすぎてギターの弦が切れることも多々あるtotemぽぉるのライブ。生きるのが不器用な僕らを受け入れてくれる街、それが下北沢。ここ下北沢SHELTERにも、totemぽぉるの音楽が刻まれた。
1/23(月) EVERLONG@下北沢SHELTER
:TRUST RECORDS xHOT STUFF PROMOTION pre.『RAD HOT vol.6』に続いて登場した名古屋のEVERLONG。サウンドチェックからの流れで「ナツメ」からライブがスタート。MCでは、下北沢SHELTERが東京で一番好きなライブハウス、と最近漫画にもなって、今日も聖地巡礼に来てくれていることが嬉しいと語る場面も。「ヨナギ」「オレンジ」を披露し、ラストは「深呼吸」で締めくくられる、かと思われたが、時間が余ったとのことで「あなた」を急きょ披露し、最後を疾走感と共にライブを締めくくった。またライブハウスで一緒に遊びたい!
1/23(月) UNFAIR RULE@下北沢SHELTER
:TRUST RECORDS xHOT STUFF PROMOTION pre.『RAD HOT vol.6』に続いて登場した岡山UNFAIR RULE。力強さとどこか儚さを感じる透明感のある歌声、真っ直ぐに突き刺さる歌詞、バンドとしての爆発力、それらが冒頭のMCでの「この30分間だけでなく、本気を見せに来ました」をまさに体現する熱いライブアクトだった。「また下北沢SHELTERに出させて嬉しい」と、少しあどけなさも残る場面もあり、ライブアクトとのギャップにもやられた。MCは少なめだったが、それがまた本気を見せに来たことを証明するようだった。
1/23(月) POT@下北沢SHELTER
:TRUST RECORDS xHOT STUFF PROMOTION pre.『RAD HOT vol.6』のトリを飾った大阪のPOT。いつもとは違うセトリを感じさせる、昔からPOTを知っているファンにとっては懐かしい、最近POTを知ってくれたファンには新鮮なものとなった。「Green Smile」では皆を笑顔にさせ、「Sunday」では一緒に"1.2.3.4!"や"ポップミュージック"などの歌詞を一緒に歌う一体感が生まれた。ライブ定番の「Hustle Carnival」「COUNTDOWN」「Damm it」でのツーステ、スカダンはもちろんのこと。そんなこの日はみんなで一緒に歌う場面も多く、苦しい日々が続いていたここ数年だけど、ライブハウスを守り続けてきた皆がいるから、ようやく少しずつ明るい光が見えてきたようだった。本編ラストは「Don't be shy」、からのアンコールでの「Hustle Night」はぶち上がり!最高の最高を超える夜になった。またライブハウスで遊びたい!
1/24(火) the shes gone@恵比寿LIQUIDROOM
:ドラマストアの東京でのラストライブはthe shes gone、ユアネスとのスリーマン。1番手で登場したシズゴはドラマストア「秘密」のカバーでライブを始めると大きな拍手が起こる。そこから「甘い記憶」「ガールフレンド」など、大寒波がきていることを忘れるくらい切ないけどあたたかい楽曲を披露。MCではインディーズデビュー前に共演したことなどドラマストアとの思い出を話す。『僕らも頑張るけど、今日はみんなが楽しめるように繋げるだけだと思ってる』そんな頼もしい言葉から新曲「春よ、恋」へ。歌い出しの『ねえ覚えてる?』がまるで先輩に語り掛けたようでグッときた。最後は「ラベンダー」で会場をひとつにし、『ドラマストアありがとう!』と感謝を告げてステージをあとにした。
1/24(火) ユアネス@恵比寿LIQUIDROOM
:ドラマストアの東京でのラストライブ。2番手はユアネスが登場。序盤は「凩」「躍動」「Blur」と疾走感ある曲を連発し、フロアを熱狂で包む。最新曲「Blur」は鍵盤とデジタル音、バンドサウンドの融合がライブでも炸裂していて彼らの表現力に魅了される。そこから心が潤う感覚になる「日照雨」で雰囲気を変えたのち『せっかくなのでドラマストアの曲をカバーさせてもらおうと思います』と話し、披露したのは「至上の空論」。この日のために打ち込んだというピアノ、Vo.黒川らしさとリスペクトがしっかり感じられるボーカルにドラマストアへの想いを感じて胸が熱くなった。歌い終えて『むっちゃ良い曲!ずっと聴きますから!』と観客と同じ目線で話す姿も素敵だった。終盤は涙腺を刺激するバラードでユアネスの世界にこれでもかと引き込み、最後は初期曲「pop」で締めくくり、バトンをドラマストアに渡すのだった。
1/24(火) ドラマストア@恵比寿LIQUIDROOM
:ドラマストア、東京ラストライブ。シズゴとユアネスが愛と感謝で温めたステージに4人が登場するといつもと変わらぬ深いお辞儀。会場全体が手拍子で迎えると1曲目は「knock you, knock me」。Vo.長谷川 海は終始手拍子のフロアを見渡し笑顔を見せる。「Dancing Dead」でフロアを熱くした後、「イミテーション・ミュージックショー」ではBa.髙橋悠真とGt/Key.鳥山昂がこの光景を目に焼き付けるようにフロアを見渡す。MCでも湿っぽさなく後輩への感謝を告げて、中盤はミディアムナンバーをじっくりと。"ここにいること 前を向くこと" 東京最後の日の「バースデー」は涙なしでは聴けなかった。そして本編は前向きなメッセージソング「チョコレートボックス」で幕を閉じる。アンコールもこのままいつも通り…と思われたが、なかなか歌い出せず彼らの人懐っこさが爆発。会場を笑顔で一杯にし、ダブルアンコールまで完遂。予定時間も期待を大きく超えて『悲しい気持ちで終わらせない』宣言通りの東京ラストライブだった。ドラマストア、沢山のドラマをありがとう。
1/30(月) arti@下北沢SHELTER
:注目の女性ボーカルバンド4組が出演の『SHELTER presents「FUYUMOE」』。そのトップバッターを飾った、arti。轟音のギターサウンド、重厚感を生むベースとドラム、そこにGt.Voイブの力強く伸びのある歌声が重なり、ライブハウスをartiの世界で包み込んでいく。サウンドとしてはオルタナティブやシューゲイザーだが、一度聴いたら耳から離れないキャッチーなメロディー「The season is for her」もあり、artiの世界の幅の広さに魅了される。この日のセトリからは「childhood」をセレクト。この感覚をまたライブハウスで味わいたい。
1/30(月) SMOKY & THE SUGAR GLIDER@下北沢SHELTER
:『SHELTER presents「FUYUMOE」』に続いて登場したのが、SMOKY & THE SUGAR GLIDER。グルービーなベースリフの「スペクトル」からライブがスタート。サビでパッと視界が拡がるような展開に心奪われる。続いては爽やかなギターリフから始まる「summer」で優しくライブハウスを包み込んでくれた。"スモグラ"バンドとしては2023年初で、下北沢SHELTERも初めましてのライブハウス、MCは少なめでたくさんの楽曲を披露してくれた。セトリラストナンバーの「universe」は壮大な世界観を感じる楽曲。"スモグラ"の暖かい音楽に包まれた時間だった。
1/30(月) 國@下北沢SHELTER
:『SHELTER presents「FUYUMOE」』で初めて下北沢SHELTERに出演の、國。重低音ベースが鳴り響く「アフターバーナー」、変則的なリズムが心地よい「2月」、強烈なギターサウンドの「霖雨」など、オルタナティブな世界を幅広く表現したライブアクトだった。今宵は、國の世界の幅広さと奥深さの余韻に浸る夜だった。
1/30(月) the slow films@下北沢SHELTER
:そして『SHELTER presents「FUYUMOE」』のトリを飾った、the slow films。ゆっくりと拡がり全容を見せてくれるthe slow filmsのライブ。「voice」の持つ世界の拡がりは圧巻。アンコールで披露された「over」。優しい歌声とギターから始まり、そこから一気に光が拡がる世界は、まるで映画のラストシーンからのエンドロールのようだった。楽曲の世界、空間を作り出すサウンド、その奥にしっかりとある鋭い芯。楽曲それぞれに色んな表情を見せてくれるライブアクトだった。
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