“ 空気の正体 ”
空気は責任であり
空気は痛みである
すなわち『空気』の正体とは
リスクが分散された霞のような
それが本質ではないだろうか
誰もが自分一人で
責任を負うことを避けたい
その思いの強さが『空気』を形作る
俗に言う
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」
きっと、良い例えだろう
根底にあるのは
日本独自の文化『集団主義』
個人より集団を優先する心
二人なら相手を
グループならグループを
家族なら家族を
そして日本を優先する
それはとても優しく
和を大切にする感覚
互いを守る絆
責任を分散することで
自分にかかる責任を薄くする
誰かの責任を薄くしてあげる
見せしめ
吊し上げ
連帯責任
そこから逃れるための
知恵だったのではないか?
大多数であることが安全で安心
『空気』は日本文化の複雑な産物で
集団主義の美徳と責任回避といえる
時に、その強要が
個人の自由を奪ってしまう危険性を
私たちは見つめ直すべきなのかもしれない
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