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説明文

🎑 猪口に酒 浄めの塩に 月ひとつ 🎑 月を聴く ひかりのしらべ そらに満つ 🎑 楽の音に 月よむ人の ほろに酔ひ 🎑 宵の酔ひ 夢みの人を 月は知らじな 🎑 月を愛で 地をはう人も 今はそら人 🎑 豊穣の 月みつかげに すすきの穂 🎑 月よそに 団子をせがむ われも昔 🎑 常世なれと 願ふこころを 月は知らじな 🎑光の波動は自ずから僕らの耳が決して捉えることの出来ない旋律を持っている。だから僕はこうして月を眺めながらその光が奏でる深い旋律を静かな心で受けとめようとしている。 そしてある時突然の啓示のようにその旋律の内にある何かしらのメッセージを受け取ることが出来るかもしれない。 美しくも醜くもある人間たち。 すべての生と死の循環。 光と闇の相剋或いは相和の姿。 そのすべてを包み込む潮流。 僕らが今此処に在るということ。 世界は実はとてもシンプルだ。僕らが考える以上に。それがややこしく複雑なものと考えるのは僕らの迷いの心そのもののためだ。 月を眺めるたびに僕はそんな思いに浸っている🎑
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