厳しい寒さが続いていますね。
寒い日のチェロって、いいと思うんです。
私は寒い夜、すごく聴きたい。
皆さまよくご存知の曲も
多めに使いましたので
よろしければ、あたたかな音色で
あったまってください😊🍀
少しだけご説明書かせていただきます。
① アストル・ピアソラ『アヴェ・マリア』
アヴェ・マリアは副題で、本当の曲名は
『Tanti Anni Prima』といいます。
英語なら『Many Years Ago』
むかしむかし… といった感じでしょうか。
寒い夜、あたたかい飲み物と共に
遠い昔を懐かしむ …
そんなお手伝いができる曲だと思います。
② シューマン『トロイメライ(夢)』
おなじみの曲ではありますが、チェロの
あたたかな音色、ロストロの素晴らしい
演奏で聴いてみるのも 素敵です。
曲の最後のあたりなど、本当に
胸がいっぱいになります。
③ ブラームス『ひばりの歌』
3曲目は、ピアノ伴奏も大変美しい曲を
選びました。
ブラームスの歌曲で、ひばりということで
本来は春の歌なのですが
春を待ち焦がれるという意味で(笑)
冒頭のピアノは 空高くから聴こえてくる
ひばりの声、
それを地上で聴き 胸ふくらませる人、
そんな情景が思い浮かびます。
あたたかいチェロの音色と共に
ピアノ(ベーゼンドルファー 笑)の美しい音も
お聴きいただければと思います。
④ ショパン『ノクターン 第2番 』
ピアノ曲として皆さまに愛される
大変おなじみの曲ですが
ミクローシュ・ぺレーニの演奏で
また格別に素晴らしいものになっています。
⑤ パラディス(ドゥシュキン) 『シシリエンヌ』
若くして不治の病のため亡くなった天才チェリスト、
ジャクリーヌ・デュ・プレの演奏です。
なにかの記憶を呼び起こさせるような
郷愁感漂う美しい作品です。
オーストリアの女性演奏家 パラディスの作品として長く親しまれてきたのですが、
最近の研究では、どうやら
ドゥシュキンという演奏家が
パラディスの名を語って発表したのではないかと。
ご本人たちがいらっしゃらないので、
真相は謎なのですが(笑)
⑥ ショパン『24の前奏曲』より 第4番
ここから2曲だけ 短調が続きます。
こちらもショパンのおなじみのピアノ曲を
アレンジした作品です。
前奏曲の中でも、特に好きな作品なのですが
チェロで聴くと さらに哀愁を帯びて
また違った良さがあるのではと思います。
⑦ ラフマニノフ『ヴォカリーズ』
こちらも とても有名な曲かと思います。
チェロの演奏もさることながら
ピアノ伴奏の この
絶妙に受け止めて包み込む素晴らしさ。
ついつい
そっちばっかり聴いてしまう(笑)
やはり、アシュケナージだ。と
大変強く感じた演奏です。
⑧ サン・サーンス 『祈り』
最後は、チェロとオルガンのための作品
『祈り』です。
チェロの美しい旋律を、オルガンが
柔らかくあたたかく包み込む
素晴らしく美しい作品です。
この曲を教会で聴いたことがあるのですが
教会の雰囲気と相まって
それはもう えも言われぬ美しさでした。
ご一聴いただけましたら嬉しいです。
.•*¨*•.¸¸♬
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