AWA
このページをシェア

説明文

大きな声じゃあ言えんのだけど、今の彼女と付き合って、初めて助手席の座り心地の良さを知ったわ~。彼女は車の運転が好きだし、実際に運転は上手いし、助手席にいて運転手への気遣いを求めるタイプじゃ無いのが特に良い。俺の彼女への愛の15%はそれに占められていると言っても過言じゃない。俺は運転しているとき、音楽さえかけていられれば良い。特に大事なのは自分の選曲で、自分の音量でなら、ということ。たが、この助手席に座った多くの女は選曲も音量にも手を出してくる。そう来ると、彼女らのお喋りも苦痛になってくる。運転して、喋る内容も考えて、正しい頷きと相づちを返さないと不満が鬱積する過去の女達。あんたら、そういうのは別の場所でやろうや。すべてを車の中で済まそうとしてるクソども。見ろや。俺の今を。どんだけ快適か、運転中に助手席で寝てても彼女は不満に思わない。彼女はSAでも残りの距離と時間を考えて、必要が無ければ寝ている俺を起こさない。最高だろ。つ~か、悪いけど…この話し、車載のAIでした…何てオチじゃないから。人間の話しやから。ハイ!よく聞いてや。まず大事なトコ。彼女は車を愛してる。そう。特にこの俺の車を。だからデートは100パー車で移動。この前、車中でプロポーズしたらハンドルに顔をすりすりしてたわ。そんだけ俺の車好っきゃねん。もし、この車やるわ。って彼女に言ったらどうなる?きまっとる。夜逃げ駆け落ち同然でここからいなくなって、翌日、北海道あたりの雪山道を俺が登録したプレイリストを大音量で聴きながら、存分に雪道を跳ねたり飛んだりして楽しんでんのかもしらんな~。もし、俺がそこの助手席にいても居眠り出来るね。彼女はどう思ってるか知らんけど、俺と車、今でも人馬一体だからね。つまりな、俺が彼女に惚れて、彼女は車に惚れて、車は俺といい関係なんだ。ここを分かっとるトコが彼女のええトコロです。
…もっと見る
はじめての方限定
1か月無料トライアル実施中!
登録なしですぐに聴ける
アプリでもっと快適に音楽を楽しもう
ダウンロード
フル再生
時間制限なし