タモリはジャズと相性がいい。自らトランペットを吹くのは勿論そもそもタモリを東京に呼んだのは山下洋輔だったというのは有名な話。1973年頃坂田明らと組んだトリオで九州を巡業していた頃泊まったホテルでどんちゃん騒ぎしていた時何の面識もない当時素人のタモリが突如乱入してきたのが最初の出会い。タモリはゴミバケツを頭から被って虚無僧の真似したり例のハナモゲラ語(デタラメ外国語)を披露したりと兎に角とんでもなく面白い奴が福岡にいるということで当時根城にしていた新宿のバーの常連たちと一緒に〈森田一義を東京に呼ぶ会〉を結成したそうだ。その中には勿論赤塚不二夫もいて一度東京に呼ばれて芸を披露したタモリを‘こんな面白い奴を福岡に返すわけにはいかない’と自分の高級マンションに住まわせたというのもこれまた有名な話。奇想天外後のタモリ誕生の逸話。
②1979年発売のトロンボーン奏者向井滋春のフュージョンアルバムから。中盤渡辺香津美の長いギターソロがカッコいい。9分越えの長尺のためやむを得ず断念した楽曲Coral Eyesで後半のスキャットを披露しているのは大貫妙子。この辺のクロスオーバーぶりがポップスファンには嬉しい。⑥の矢野顕子と渡辺香津美のコラボも同様。彼女の歌といいこの曲の演奏も素晴らしい。
…もっと見る