No-Face

　 “ カオナシ ” 住む場所を得るために 古くなった 衣類を買い替えるために 生きるために食事をするために みんなしんどい思いをして 社会の中で働いている そしてそれによって 生産されたものやサービスが 誰かの生活を支えている 感謝している人 喜んでいる人 助けられている人 そんな人の顔は 直接は見えないかもしれない だけれど それは事実で真実だと思う 食事に手を合わせ いただきます そしてごちそうさま 便利な道具や製品に感謝 気に入った衣服を身に着け 鏡の前で笑顔になる それの制作に関わった人 それを流通させるドライバー 小売店を経営してくれている人 説明し紹介してくれる店員 誰が欠けても生活は成り立たない 様々な場所で様々な役割 それにありがたいと思う心 互いに顔は見えないかもしれない だけれどそれで 本来承認欲求は満たされるはず 社会に貢献しているとわかるはず 僕らは確実に 支え合い寄り添いながら生きてる