シンディ・ローパーフェアウェルツアー予習用に映画「Let the Canary Sing」を視聴しました📺
【作中語録3選】
1. 「私は“本物”でいたい。それ以外は意味がないの」
👉この発言は、彼女がポップスターとしてのイメージを演じることよりも、自分らしさを貫くことを重視していたことを表しています。シンディ・ローパーは奇抜なファッションやユニークな声で知られていますが、それは“計算された戦略”ではなく、純粋な自己表現の結果。業界の型にはまらず、自由で多様な女性像を体現したいという強い信念が感じられる言葉です。
2. 「“Girls Just Want to Have Fun”は、ただの楽しい曲じゃない。女の子が人生を自分で選ぶ権利のことよ」
👉このコメントは、彼女の代表曲「Girls Just Want to Have Fun」が単なるポップソングではなく、フェミニズムの象徴として意識的に再構築されたものであることを明かしています。原曲は男性目線の歌詞でしたが、ローパーは女性のエンパワーメントを訴える内容に変えたことで、世代を超えて愛されるアンセムへと昇華させました。
3. 「私は“声”を持っていた。そして、歌うことがその声を使うことだったの」
👉ここでの「声」は、単に歌声という意味にとどまらず、社会的発言や信念を伝える手段としての“声”を指しています。シンディはLGBTQ+支援や女性の権利など、社会問題に積極的に声を上げてきました。音楽はその手段であり、彼女にとっては「生き方」そのものであったことがうかがえます。
番外「モーテルズは素晴らしいバンドだったけど、スローな曲を最初に出してしまって、そこから立ち直れなかったのよ」 
👉 デビューアルバム『She’s So Unusual』からのシングル選定に際し、最初のシングルとして「Girls Just Want to Have Fun」を選ぶべきか、「Time After Time」のようなバラードを先に出すべきか悩んでいたときモーテルズ(The Motels)を引き合いに出したコメント。
その後の彼女のキャリアにおいてポップアイコンとしての地位を確立する重要な転機となったことはいうまでもありません。
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【サントラ厳選8曲】
1. Girls Just Want to Have Fun
ただのパーティーソングじゃない。これは、女の子たちの“自分らしさ”への宣言。
2. Time After Time
いつまでも色あせない、純粋な愛のメッセージ。心の奥に静かに届く名バラード。
3. She Bop
タブーを打ち破った勇気の歌。ポップで過激、でも芯は真面目。
4. True Colors
「そのままのあなたでいい」と伝えてくれる、癒しと誇りに満ちた一曲。
5. I Drove All Night
抑えきれない衝動と愛のエネルギーが突き抜ける、情熱のパワーバラード。
6. Sisters of Avalon
自然・女性性・スピリチュアリティを重ね合わせた、幻想的で力強い楽曲。
7. Money Changes Everything (Live)
生きる現実と怒りをむき出しにしたロック魂。ライブの勢いで本音が炸裂。
8. Sally’s Pigeons
失われた命と若さへの追悼。優しさと痛みが静かにしみわたるストーリーテリング。
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