いま最も愛してやまないアーティスト・Sia(シーア)
金髪ボブのヘアースタイルはSiaのトレードマークとして有名。なぜなら、徹底して顔を出さないプロモーションのため、ジャケット写真でもウィッグのみを写し、ステージで本人が登場しても顔の見えないヘアドレスを纏ったり、後ろ向きでうたったり、紙袋を被って出てくることもあり世間を驚かせている。MVにおいても、若干12歳の少女・天才ダンサーMaddie Ziegler(マディー・ジーグラー)が楽曲の世界観を、Siaに代わって"踊り"で表現して魅了する。
ジャズシンガーとしてキャリアをスタートしたSiaは近年、シンガーソングライターとしての活動を休止し、数々の有名アーティスト(Rihana、Beyonce、Katy Perry等)への楽曲提供を行い、ヒットを生み続けてきた。活動を再開させてから、第57回(2015年)グラミー賞では、世界的ヒットとなった自身の楽曲【Chandelier】が最優秀レコード賞を含む4部門へノミネートされ、さらに注目を集めている。
輝かしい功績の裏には、自身の壮絶な過去があり、その経験こそが、彼女のハスキーで味深く、物語の先を見せてくれるような唯一無二の歌声を生み出しているように思う。
特に前述の【Chandelier】は、自身の苦悩の末うまれた楽曲とされ、シンプルながら圧倒的なメロディーそして自身の葛藤をうたう歌詞とSiaじゃないと歌えない強烈な存在感をみせつけた。踊りで表現するMaddieと、身を切り裂くような奥底の叫びが込められたSiaの歌声をMVで感じてほしい。
*①②③が最もすき。
*まだ顔を若干出していた頃の楽曲も。
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