シャンデリアも眩い大理石のエントランスにスーツ姿の貴方が足を踏み入れた。
グランドピアノの前を通り、クリスタルの花器に活けられたカサブランカを過ぎ、最奥の席に腰をおろす。
豪華客船をイメージしたインテリア、革張りのソファー、バカラのシャンデリア、日常からかけ離れたゴージャスな空間。
エレガントでしなやかな光沢あるゴールドベージュのロングドレスを身に纏った私は貴方のご指名で隣へ座る。
丸氷の入ったロックグラスにお酒を注ぎ、マドラーでかき混ぜる。
チェイサーと共に貴方の前に置く。
スリットが入る左側の太腿を貴方に密着させながら、優雅に微笑む。
貴方との楽しいお喋りをしながら、時が進む。
貴方の熱をこもらせた手が、私の太腿の奥へ進む。
私は貴方の耳元で、ここではダメよ。っと優しく言う。
貴方は私の腰を抱いて、ヒップを撫で回した。
貴方が私の耳元で、今夜連れて帰りたい。
私の耳の奥に、貴方の低い声が響く。男性らしいベチバーの香りが漂って、今夜は貴方の熱意に負けてしまいそう。
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