アジア サウンドトラック・シリーズ第5弾!
むかし、むかし、あるところの武侠の世界...
①『グリーン・デスティニー』(2000年)……第73回アカデミー賞で英語でないながら、10部門でノミネート、4部門で受賞した。香港映画の特徴あるワイヤーアクションが、世界的な流行となるきっかけの映画。
監督はベルリン、ヴェネツィアでも賞を取り、第78回アカデミー賞では『ブローバック・マウンテン』で監督賞をとった名匠アン・リー。
剣士を引退した主人公( チョウ・ユンファ )が、思わぬ流れで師匠の仇と巡り会うことになる...
共演は、ミッシェル・ヨー、チャン・ツィイー。
②『LOVERS』(04年)……カンヌ、ベルリン、ヴェネツィアと世界的な名声を得る、中国映画界の名匠チャン・イーモウ監督作品。
反政府組織の討伐を命じられた捕吏(アンディ・ラウ)が、口を割らない娘(チャン・ツィイー)をわざと仲間(金城武)に助け出させ、その行方を追うことで一網打尽にしようと考えるが……
音楽は梅林茂。
③『Crouching Tiger Hidden Dragon:ソード・オブ・デスティニー』(16年)……キャスティング・カウチでお馴染みの、ワインスタイン・カンパニーのNetflix Movieで、『グリーン・デスティニー』の続編。
監督はなんと!カンフー・マスター、ユエン・ウーピン(『ドランク・モンキー 酔拳』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地雷鳴』)!
わかってるねぇ~
キャストは、前作に引き続き同じ役でミッシェル・ヨー、《宇宙最強の男》ドニー・イェン、敵役にジェイソン・スコット・リー(『ドラゴン/ブルース・リー物語』)。
オリジナル音声が英語の為、中国系アメリカ人、ベトナム人など多国籍キャスト。再び名刀をめぐる物語になってるようだが、別のテイストの作品になってそうだ。
音楽は梅林茂。
④⑧『HERO』(02年)……名匠チャン・イーモウ監督作品。アメリカで初登場週の映画興行収入1位を達成した。日本でも興収40億円の大ヒット!
主演はジェット・リー、ドニー・イェン、チャン・ツィイー、トニー・レオン、マギー・チャン。
1人の剣士が語る、暗殺者との闘いの物語……
衣装はワダエミ。
⑤『女帝 〔エンペラー〕』(06年)……シェークスピアの『ハムレット』を舞台を中国にして映画化。
主演はチャン・ツィイー(……なんかよく出てくる...)。監督はフォン・シャオガン。武術指導はユェン・ウーピン、音楽はタン・ドゥン(『グリーン・デスティニー』『HERO』)。
⑥『始皇帝暗殺』(98年)……『さらば、わが愛/覇王別姫』でカンヌ国際映画祭グランプリのチェン・カイコー監督作品。主演コン・リー。
製作総指揮に角川歴彦の、ある意味角川映画。
主題歌は台湾出身のRing、プロデュースは小室哲哉。
⑦『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地黎明』(91年)……『少林寺』の大ヒット・デビュー以来、当たりの無かったリー・リンチェイ(ジェット・リー)が真の意味で大スターになった作品。
実在の武道家、黄飛鴻(ウォン・フェイフォン)を主役に、西洋文化が入ってきた時代の中国で起こる、様々な出来事に挑むアクション巨編。
シリーズ作品として、主役を変えながら映画やTVシリーズとして映像化されてきた。
主題歌はジョージ・ラム。2作目では同主題歌をジャッキー・チェンが担当した。
ブルース・リーが蒔いた種は、香港のアクションを本物志向に変えていき、そこから生まれたアクション新時代がハリウッド映画をも変えていく……
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