輪廻天象
時は現世、倭の國に、古の「言霊使い」の妖怪が現世に転生し、今、式神達の眼前に降臨した。
彼の言霊使いは妖怪として崇められ、また恐れられてもいるが、実は妖怪ではなく、言霊を自在に操る呪術師ではないかとの噂もある。
そう。
恐山のいたこ、琉球のユタ等、古から伝承される呪術師の類である。
彼は、四ノ国に呱々の声をあげ、大阪の地で重金属妖怪楽団を誕生させ、その後、数多の式神を産むことになる。
音楽を媒体とした喜怒哀楽の具現。
そんな陳腐な文字の羅列では到底計り知れない。
彼の言霊に音楽の枠を超越した「魂」が生をなす。
さあ、今宵も彼の言霊に触れよう。 最幸の刻に心身を委ねよう。
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