1961年に創部したヤマハ吹奏楽団は、ヤマハ株式会社およびヤマハグループの従業員によって構成され、楽団員はヤマハの管楽器や打楽器づくり、電子楽器の設計などに携わっている。なかには自身で製作した楽器を演奏する団員もおり、まさに楽器を知り尽くした『匠の集団』ともいえる。
活動は浜松市を拠点とした演奏活動の他に、毎年新曲を委嘱しこれまでに60曲以上の新たな吹奏楽レパートリーを提供し続けるほか、海外公演「シカゴ・ミットウエストバンドクリニック」「台湾公演」「韓国公演」「日本-カナダ修好80周年・カナダ公演」などで広く活躍している。2017年には東京と大阪において単独公演開催やCD『ヤマハのオト ~奏でる匠のオト~ Ⅱ』をリリースするほか、2018年には「全日本吹奏楽コンクール」において全部門最多となる34回目の金賞を受賞している。
なお永年にわたるこれらの活動に対し、1995年に第34回静岡文化奨励賞、2010年に第20回日本管打・吹奏楽アカデミー賞を受賞し、日本の吹奏楽界のなかでも半世紀を越える歴史をもつ吹奏楽団として精力的に活動している。
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