軌道スパイラル

歌詞

薄青い空気に 星屑の香りが混ざる ヘッドフォンの中で 宇宙が踊りだす 君の笑顔が遠心力みたいに強くて 引き寄せられて 軌跡が重なった 信号待ちの間に 小さな願いを飛ばす ビルの谷間でも 星座は描けると知る 迷いは重力だね でも跳べる高さも増す 息を合わせて 夜明けを追い抜こう まばたき一回で 景色が未来に回る 囁く風まで 伴奏みたいに響く 離れても消えない 光の糸を辿り 同じ方角へ 手を伸ばしていく 回れ 見上げた空の上で 軌道はひとつじゃない でも出会える 合図ひとつで 加速する心拍 君と描くスパイラル どこまでも続け 影が長く伸びる 夕暮れの湖面に 二つの星が跳ねて 波紋が歌になる 離心率高めの日も 信じることは同じ 微笑みが燃料だ それだけは変わらない 地下鉄の轟音が ロケットの発射みたい ホームの風に乗り 新しい夢を積む デジタル時計が 秒ごとに道を照らす 僕らの足取りは 軽く速く鋭い Zero-G flow, spin it like a satellite City lights = starlights, we own the night Count down, 5-4-3, 心の推進剤 Limit? Nah, break it, reach another height つないだ視線だけで 角度は合わせられる 偶然のふりをした 必然が笑ってる 止まる理由よりも 進む理由を増やし 合図の一秒前 風が背を押した 回れ 見上げた空の上で すれ違う軌道でも 触れ合える 合図ひとつで 加速する心拍 君と描くスパイラル まだ終わらせない 静寂の真ん中で 聴こえるビートがある 孤独は瞬間で ずっとじゃないと気づく 信じることが 光の速度を上げる 追い風の正体は いつも君の笑顔 曇天のガラスに 指で丸い地図を描く 涙の跡さえも 星の軌跡に変える 転んだ記憶だって 輪になり背を押す 今日という天体を ふたりで廻そう Switch lanes, warp gate, 心拍ブースト NoiseもMusicに変換するムーブ 失ったフレームを 新しい夢で補完 Next phaseへ Jump, ほら、行ける 離れても消えない 光の糸が震え 同じ方角へと 指先が伸びる 迷いがほどけたら 速度は無限大 零時の鐘より 速く走り出す 回れ 見上げた空の上で 僕らのスパイラルは まだ途切れない 合図ひとつで 加速する心拍 笑い声の尾を引いて 夜を越えていく