アスファルトの向こうで 揺らめいてる あの日の夢が蜃気楼みたいだ 手を伸ばしても掴めなくて また今日も唇を噛んだ 「才能がない」と誰かの声がする 自分でもそう思い始めてた 諦める理由を探すのは もうやめにしなくちゃいけないな 乾いた喉を潤すのは 涙じゃなくて まだ見ぬ勝利の酒だ たとえ蜃気楼だって 追いかけてやるさ この足が動かなくなるまで 偽物だと誰かが笑ってもいい 俺が本物に変えてみせるから 見てろよ 幻じゃ終わらせない この手で触れてやる 逃げ水でも追い続けた奴だけが いつか本物のオアシスに辿り 着けると 俺は信じてる 汗と涙で滲んだノートの文字 「諦めない」と何度も書いた あの日誓った自分にだけは 嘘をつくわけにはいかないんだ Yo, 届かねえ星を見上げ Rhyme を Spit 言葉を研ぎ澄まし現実と Fit 幻影と罵る外野は Shut up ペンとマイクでこの現状を Cut up 不可能を可能にするのが俺のやり方 心臓の音がカウントダウンを始める ここからが本当の勝負だと 告げている あれは蜃気楼じゃない、 確かにそこにある 霞む景色の向こう側の真実 絶望の砂漠を走り抜けた先に 俺だけの楽園があるはずなんだ 待ってろよ 幻じゃ終わらせない この目で確かめる 転んだ数なら自慢できるくらいだ だが、その分だけ立ち上がり方は 誰よりも知っている 一歩近づけば一歩遠ざかるようだ まるで俺の心を試すように だけど不思議と笑えてくるんだ 面白くなってきたじゃないか マイク一本でひっくり返す形勢 ありえねえと言われた夢想を錬成 言葉の弾丸で幻想を撃ち抜け リアルに変えるこの瞬間を目撃せよ 有言実行、これが俺の証明 乾ききった喉に血の味がする だけどゴールはもうすぐそこだと 魂が知っている ほら蜃気楼じゃなかった、 現実になった この手に掴んだ確かな光だ 偽物だと笑った奴らはどう思う? 俺が本物だと証明してやった 見たか、これが俺の生き様だ 幻を過去にしたぜ
