雨上がりのプレイリスト

歌詞

窓を叩く雨の音だけが響く ワンルームの隅っこ 読みかけの本も途中のまま ため息で栞を挟んだ 「どうせ僕なんて」が口癖で 自分に保険をかけてる 傷つかないための予防線が いつしか心を縛ってた 冷めきったコーヒーの苦さが 今日の僕の心みたいだ SNSで笑う友達に 素直に「いいね」も押せないくらい 完璧じゃないとダメだって 誰の声が囁くんだろう 理想の自分とのギャップに ただ溺れてしまいそうだった そんな時、シャッフルで流れた 忘れてたはずのあの歌 「君は君のままでいい」って まるで僕に歌ってるみたいで 止まってたはずの涙が不意に 頬を伝って温かかった 無理にしなくていいんだって、 やっと気づいた 馬鹿みたいに不器用でいいさ それが僕だけのメロディー 雨上がりのプレイリストに 新しい希望の一曲を加えよう 完璧なヒーローじゃなくていい 転んだままで口ずさむ歌 誰のためでもない 自分のための「I love you」を いつだってそうだ 期待に応えようとして空回りばかり ピエロみたいに笑われてるって 勝手に思い込んでいたんだ だけど君は「君らしいね」って ただ笑ってくれた その一言がどんな魔法より 僕を救ってくれたんだ 雨の匂いが少しだけ好きになった 今日この頃です アスファルトを洗い流すみたいに 心の澱も消えてけばいいな 誰かと比べるのはもうやめた 僕は僕のペースで歩けばいい 遅咲きの花だって綺麗だろ? Yeah, a fool on the hill, but I'm standing still, feel the chill 雨の a rhythm, time to kill the ill 心の a void, gotta fill with my will 誰も a copyできない my skill 涙の a past, let it spill 未来の a page, with a new quill 自分らしく a life, I fulfill 窓の外、少しずつ雨足が 弱まって光が差し込んでくる 止まない雨はないって言葉が 今日はやけに心に沁みるんだ 水たまりに映った僕の顔は 少しだけマシな顔をしてた さあ、新しい曲を探しに行こう 馬鹿みたいに信じてみたいんだ 僕だけのストーリーを 雨上がりのプレイリストが 未来の僕を照らし出すから カッコ悪くたっていいじゃないか 泥だらけで歌うハミング 誰のためでもない 自分だけの「It's all right」を うまくいかない自分を責めて 嫌いになりそうだったけど そんな弱い僕も全部含めて 僕自身なんだって思えたんだ 君がくれた傘はもういらない 少し濡れて歩くのも悪くない 自分の足で立ってみたいから ベランダに出ると虹が出ていた まるで映画のワンシーンみたいだ 世界は僕が思うよりずっと 優しくて綺麗だったのかもしれない 冷めたコーヒーを飲み干して 新しい豆を買いに行こうかな そんな小さな一歩から 僕の明日は変わっていく One step, two steps, a new groove in my soul 過去の a regret, taking its toll? No, let it go 自分の a life, taking control 不完全な a part, makes me whole 虹の a bridge, reaching my goal この a feeling, beyond parole 僕の a story, time to enroll ヘッドフォンから流れるイントロが 新しい朝の始まりを告げる 昨日の僕に手を振って さあ、ドアを開けて外に出よう 失うものは何もないんだ ここからが僕のスタートライン どんなメロディーを奏でようか 馬鹿みたいに愛していたいんだ こんな僕の人生を 雨上がりのプレイリストは 僕から僕へのラブレターなんだ 間違ったっていいじゃないか その度に歌は生まれるから 誰のためでもない 僕が僕に送る 「You are beautiful」を