弐ツになって 壱ツになって 参ツになったら 弐ツにして 愛しているってユビに障って 詰まらない口は剥いで塞いで そりゃあ大変騒々しい世界だ 会いたいひとにも 会えない 喘いで騒いで 秩序(きた)ない闇の赤 開けっ放しで 節度(だらし)ない下段に 出して搾って充たない月の下 キライだ ここで迫ってその侭ロッキン 純潔殺しの雰囲気にノッカウ 感じているって筆でなぞって 愛想尽きるまで転がっていて こりゃあ大概想像した未来だ 逃げも隠れもしないやい 儚い…零した愛しい音でさえ もうすでに呆気ないパレード 足して注いで 技巧(つた)ない星の中 キレイだ キライだ 煩い…鼓動が消えない宵の口 恥さらしは変わらない表情で 刻んで喚いて泣けない もう潮時か