埃をかぶった卒業アルバム ふと開いたページの隅っこ 色褪せた笑顔の僕らがいて 少しだけ胸がキュッとなった 「永遠なんてない」と嘯いて 大人びたフリをしていたけど 本当はずっと信じてたんだ この日々が続くことを 河川敷を並んで歩いた帰り道 自販機の明かりだけが頼りだった くだらない話で笑い転げて サイダーの泡みたいに弾けてた 将来の夢なんて曖昧で ただ目の前のことで精一杯 でも不思議と不安はなかったんだ 君が隣にいたから 時間は止まってくれないけど 記憶はいつだって鮮やかで モノクロの今日に色をくれる 最強のお守りなんだ 走り出せ! あの日の僕らが追いかける まだ名前のない未来の光へ くしゃくしゃの夢をポケットにもう 一度 青臭くたっていいさ、 笑われたっていい 忘れない、忘れたくないこの想いが 明日を照らす道標になるから 色褪せない青春のフィルムを胸に 僕らの物語は続いてく 「もしも」の話は好きじゃないけど あの時ああしてればなんて思う でも、選んできたこの道だからこそ 出会えた景色があるんだ 満員電車に揺られる毎日 スマホの画面ばかり見つめてる いつからだろう、空の色さえも 気にしなくなってしまったのは イヤフォンから偶然流れた曲が あの頃の匂いを連れてきた 急に泣きそうになるなんて 我ながら単純だよな Check it, Yo! 夏の終わりの線香花火 あっけなく落ちた光 でも記憶の中では今も パチパチ音立て燃えてる 校舎裏の落書き 錆びついたバスケットゴール 全部が宝物なんだって 今更気づいたって遅くないよな 過去は変えられない、 でも未来はまだ真っ白なノート 一人で見てると思ってた空を 君もどこかで見上げてるかな 繋がってるって信じられたら もう少し強くなれる気がした 走り出せ! あの日の僕らが追いかける まだ名前のない未来の光へ くしゃくしゃの夢をポケットにもう 一度 青臭くたっていいさ、 笑われたっていい 忘れない、忘れたくないこの想いが 明日を照らす道標になるから 色褪せない青春のフィルムを胸に 僕らの物語は続いてく 完璧な大人になんてなれなくて 相変わらず不器用なままだけど それでいいって笑ってくれた君を 今度は僕が守りたいんだ 古い校舎は取り壊されても 僕らの心に刻まれた記憶は 誰にも消すことなんてできない 永遠に輝き続けるエバーグリーン またいつか、なんて約束もなく 「じゃあな」 と手を振ったあの交差点 そこが僕らのスタートラインだった それぞれの道へ進むための One more time, for my yesterdays あの日の涙も迷いも全部 今の僕へのエール 「お前なら大丈夫」って聞こえる 幻聴 ありがとう、胸張って言えるよ いくつになっても夢を 見ていいんだろ? ダサい生き様でも胸張ってこうぜ あの日の僕らに恥じないように 精一杯、今日を生きてやる 写真の中で笑う僕らに 「見てろよ」って心で呟いた 最高の未来を見せてやるって 今ここで約束するよ 走り出せ! あの日の僕らが追いかける まだ名前のない未来の光へ くしゃくしゃの夢をポケットにもう 一度 青臭くたっていいさ、 笑われたっていい 忘れない、忘れたくないこの想いが 明日を照らす道標になるから 色褪せない青春のフィルムを胸に 僕らの物語は続いてく
