あの日の帰り道 二人で笑い合った 君の話す夢が まぶしくて見えなかった 手を伸ばせば届く距離なのに 「好き」って言葉だけ 飲み込んでしまった 気づけば季節が変わってた 君の隣 もう別の誰か SNSに上がる 二人の写真 “おめでとう”って打つ指が震える 笑顔の裏で 泣いてるなんて 君は知らないまま もしあの時 勇気を出していたなら 今 君の隣は私だったのかな 友達の顔で 「よかったね」って言うけど 心の中で 壊れそうなんだ 君の笑顔が 一番つらい カフェで並んで座る距離 「最近どう?」って 何でもない会話 その優しさに また期待して 自分を責めてしまうんだ 君が電話に出る声 その相手が 誰かを知ってる 帰り道 見上げた夜空 言えなかった言葉が星になってく いつか消える 光でもいい この想いだけは 残したくて ねえ もう一度だけ時間が戻るなら あの日の私を叱ってあげたい 「好き」って言えずに逃げた臆病な 心 今も君に 縛られたまま まだ君を 想ってる 君の幸せを願いたいのに どうして涙が止まらないの? “友達”って言葉が 一番 苦しいよ もし奇跡がまだ残っているなら 君の瞳に もう一度映りたい この気持ち 届かなくてもいい せめて笑っていられるように 今日もまた 君の隣で 「大丈夫」って笑ってる私 心の奥でずっと叫んでる 「本当は、君が好きだったんだよ」
