選ぶしかないこの地獄で 扉にしまうのが救いなら 食らった期待の切れ味と 未熟さをはね返していたんだ 気泡を含んだ最低で 裏の美学を殴り合っていたんだ 無欠の夢をみて 不意に現れた怪異は 喉元をぐいと掴んでは 住める世界の模型を叫んでいた ああ 血を流す浄化の 拠り所がいる正義は 原生をまとっていた 目を覚ましても同じで 暴力に次ぐ暴力を 忘れないと立てなくて 功利主義・能力主義を 飲み込んでは吐き出して 俯瞰に近い 分断の窓でまた会って 痛み道理 継ぎ接ぎで練った誠実は 不揃いの月面に ストロマトライトのように張り 付いて 性悪の火を隠した 全ては救えない地獄で 滑るように 意思のまま飛び回って 血を浴びる勇気も 讃えず見下ろす正義へ 安楽に呑まれても 泣けないように通じ合って 目を離すと消えてしまう ドアが開かないように 功利主義・能力主義を 飲み込んでは吐き出して 俯瞰に近い 分断の窓でまた会って 痛み道理 原生をまとっていた 目を覚ましても同じで 暴力に次ぐ暴力を 忘れないと立てなくて 功利主義・能力主義を 飲み込んでは吐き出して 俯瞰に近い 分断の窓でまた会って 痛み道理