鎖

歌詞

「あるがまま」を拒絶された 記憶が邪魔をする もう随分長いこと自分を 騙して生きている 「認めてほしい、許してほしい」 「アイツが良くて何で俺はダメ?」 うるせぇ、もう知らない お前は本当はどう生きたい? なぁ、残念な君に教えてやるよ 世界はお前なんかどうでもいい お前が自分の本音から逃げる 理由になんかなっちゃくれない でもお前が鎖に繋がれて 痛い痛いと泣いていたら お前と、お前の大切な人は 絶対に幸せになれない 愛そう、自分の身勝手さを 愛そう、誰かのエゴイズムを 愛そう、すぐには無理かもしれない 首筋の傷跡は消えない 愛そう、それでも身勝手さを 愛そう、自由を望む欲を 愛そう、それは人の本能 お前だけの本当 ある日友からのカミングアウト 正直その時は驚いた でも彼を縛る鎖があるなら 「消えちまえ」と心底思えた 友や家族、大切な人には 自由に笑って生きていてほしい その道を阻む鎖なら 「糞喰らえ」って叫べるはずだろ 自分の中の「誰かを想う気持ち」 を見つめれば見えてくる ある種のエゴイズムを愛しいと 思える術が見えてくるはずだ そいつを全てじゃなくてもいい 1ミリでも自分に向けたらいい 本当はめちゃめちゃシンプルなんだ なんでこんな絡まってんだ 愛そう、自分の身勝手さを 愛そう、誰かのエゴイズムを 愛そう、枠からはみ出す時の 恐怖の音がジリジリ鳴る 愛そう、それでも身勝手さを 愛そう、自由を望む欲を 愛そう、誰かのエゴとエゴの 摩擦熱が灯になる 愛そう、自分の身勝手さを 愛そう、誰かのエゴイズムを 愛そう、人生に意味などない 答え合わせでは生きられない 愛そう、だったら身勝手さを 愛そう、自由を望む欲を 愛そう、自分で鎖を掴む 首輪が手綱になる 確かにお前に首輪をしたのは お前じゃないかもな でもな、鍵はお前の手の中 仲間から学んだはず この鎖自体消すのは無理 誰かの善意・無意識の悪意で 強固につむがれてる ならば、向き合い方を決める 世界に君独りだけの夜 恐れつつ同時に望んでる 差し伸べられる掌すらも 眠りを阻む鎖に見える いやその鎖だけは掴め そいつは首輪じゃなくて手綱だ 俺も、独りよがりで身勝手な強さを 握り締める勇気を持つよ