藍の差す部屋と霞ゆく創造 言葉に詰まって息が出来ないな ありきたりばかりを吐いてしまうよ 並んだ言葉が僕を嘲り笑って見えた なんにもないな 茫然と続くように思えた 過ぎ去った日々の欠片を探して 憂鬱とは褪めきった夢のよう おぼつかないまま溺れるように どこまで行こうか この街の向こうへ 出て行こう想像の先へ このまま過ぎた日をなぞるように なんてあの日のことばっか歌ってさ 大体何になるんだ ただ今溢れるようにひとつを ただ余白に綴った 茜差す路地とおぼろげな感情 あの頃歩いた景色を辿って 思い出ばかり縋って傲慢だ この手の中には もう何にもない もう何にもないな 失えるものただひとつないのに ただ このまま今日々を溶かすように 全部を捨て去っても 満たされないなら きっと救いもないな ただ今擦り切れるように このままずっと 描きたかったことを全部 吐き出した後の最後はきっと全て 美しく見えるから 日の影でダンスを鼻歌でパレード あふれる言葉で埋もれないように ただ余白に綴った