鏡の中にいるあの子が今日も私を 睨んでる 「どうせお前なんて」って、 世界で一番厳しい目で 愛想笑いの仮面はもう肌と 一体化しそうだ 誰かの期待に応える度、 本当の顔を忘れてた 完璧じゃない自分を 罰するように生きてきた 傷つくのが怖くて、 感情に蓋をして鍵をかけた 大丈夫なフリして、 平気なフリして、心が麻痺していく 涙の流し方も、 もう思い出せなかったんだ だけど聞こえたんだ ひび割れた心の奥から 「もう、いいんじゃない?」って 震える声がした 鍵をかけ忘れた隙間から、 光が差し込んだ 今、この手で仮面を剥がす時 泣きじゃくった昨日の私へ、今、 愛を告げる 傷だらけで不格好なこの身体ごと 抱きしめてやる もう誰かの物差しで自分を 測ったりしない 私が私であること、 それこそが世界で一つの価値だから この命は、私のもの ずっと探していた、 私を救ってくれるヒーロー でも気づいたんだ そんな人、どこにもいない 私を救えるのは、 私しかいないんだって 鏡の中にいるあの子に初めて 笑いかけてみた ぎこちない笑顔だけど、 少しだけ心が軽くなった 愛想笑いの仮面には、 もう頼らなくたっていい 私が私の最大の味方だって、 やっと気づいたから Yeah, listen. SNSに並ぶ加工済みの幸福論 「いいね」の数で測られる存在価値 そんなゲームからはもう降りる、 ログアウト完了 私の評価は私が決める、 誰にも指図はさせない 欠点?コンプレックス? 全部まとめて私のチャームポイント 無修正のこのプライドで、 真正面から世界に挑む 聞こえるでしょう? 凍てついた心が溶け出す音が 「やっと会えたね」って 自分を抱きしめる 零れ落ちた涙は、 弱さじゃなく強さの証 さあ、新しい私を始めよう ボロボロのまま戦ってきた私へ、 今、花束を贈る 間違えだらけの不器用なこの 人生ごと愛してやる もう誰かの理想を 演じるための舞台には立たない 私が望む物語の主役は、 他の誰でもなく私だから この王冠は、私が戴く 一番嫌いだった、 自分の弱さも泣き虫なとこも 今なら言える、 それがあったから今の私がいる 闇が深いほど、光は強く輝くんだ 完璧じゃないからこそ、 誰かを愛せるんだと知った 傷ついたことがあるから、 人の痛みが分かるんだ 大丈夫なフリしなくていい、 平気なフリしなくていい 弱さは、 優しさの別の名前だったんだ Aight, this is for me. 過去の亡霊に告げるグッバイ 未来の不安にハローを言う覚悟 誰にも理解されなくたっていい、 私が私を理解してる この魂は誰にも売り渡さない、 私の聖域 鏡よ鏡、世界で一番美しいのは そう、戦い抜いてきた今の私だ ほら、聞こえるよ 祝福のファンファーレが 世界が私を認めたんじゃなく、 私が私を認めた音 涙の跡が乾いた頬に、 決意の光が宿る さあ、私だけの戴冠式を始めよう 今日、この瞬間に生まれた私へ、 最大級の愛を叫ぶ 私が愛した、 そして私を愛してくれる全てを 抱きしめる もう誰かの幸せを羨んで自分を 卑下したりしない 私が私の幸せを創る、 私が私の世界の創造主だから I love you, my self.
