誰にも見えないとこばっか痛くて 言葉ひとつにすらならないのだ だから君にも見えるようにしたくて 手首に傷を付けてみたりして かなしみの海を泳いでる私は流した 涙すら見えないのだ 水面に揺らいで見えた踏切が 青白く4番線を照らしてる あ、明日は月曜日 ビンとカンと命の日 ペットボトルを潰すように私は私を 押し殺している あ、明日は月曜日 ビンとカンと命の日 ダンボールを束ねるように私は 私の首を括るんだ 私に愛されて笑った君があまりにも 幸せそうだったから 私は君が羨ましくなってしまった そうだ、 私は君になりたいと思っていたんだ 君の顔や、声や、話す言葉、 君の過去や、傷や、流す涙、 君の全てになりたかったんだ でも 君の顔や、声を、真似したって 君の過去や、傷は、知らないから 君の姿に似た私が居るだけ 私本当はね、 とっくの昔に死んでいるんだ ここは天国までの長い道 私本当はね、 大好きな 音楽だってやりたくはないけど あ、明日は月曜日 ビンとカンと命の日 ペットボトルを潰すように私は私を 押し殺している あ、明日は月曜日 ビンとカンと命の日 ダンボールを束ねるように私は 私の首を括るんだ あ、明日は月曜日 ビンとカンと命の日 私の身体はぐちゃぐちゃになって 明日の夕刊に生まれ変わるんだ あ、明日は月曜日 ビンとカンと命の日 私の言葉がばらばらになって 誰かの声に生まれ変われたらいいな
