もういいかい もういいかい 自分の愛し方がわからない 額縁を飛び出して君の手を握ろうと 踊ろうか 笑おうか 薄く輝いた紅い月 探してごらん うつうつと 路地の口 君の背を 情欲の花束を縺れ抱き寄せ 口づける あぁ まぁだだよ まぁだだよ 赤い林檎を磨いてる 固そうだ 君のように 今日の林檎は固そうだ もういいよ もういいよ 葵をかざす恋人よ 踊ってはやり直す そのままやめてもいいでしょう 探してごらん ゆらゆらと 裸のままで君を待つ 一夜仮寝の手枕を知ってはいるのに つぶやいた あぁ 見ぃつけた 見ぃつけた ランプの夜の君の目よ 耳の奥 残る声 そのまま消してもいいでしょう 探してごらん どくどくと 肌の真下の熱い血よ 吐息飛ぶ唇も首筋撫でる 指先も あぁ 探してごらん うつうつと 路地の口 君の背を 情欲の花束を縺れ抱き寄せ 口づける あぁ もういいかい もういいよ 自分の愛し方を教えてよ