海霧をほどいた風が頬を撫でて 波紋が拍をやさしく刻む 砂に描いたメモは寄せては返し 秘密の合図で更新される 薄い雲を透かして星が瞬き 心のライトをそっと点ける 防波堤のベンチで息を合わせ 遠くの灯台がクリックを打つ 貝殻の穴から覗いた世界は 少しだけ色が濃い 足跡がふたつ並んで 水面のきらめきとハモる ためらいは潮だまりに置いていこう 月が優しく混ぜてくれる 指先が触れた瞬間 時間は波に溶けて丸くなる 結んで リボンみたいな光で 夜道をやさしく縫い合わせ 願いは水平線へ投げキス きっと届く距離 歌って 潮騒のコーラスと 胸のメロディを重ねよう 揺れる心ごと抱きしめて 明日へ滑るように進む 桟橋の板が小さく鳴って 秘密のカウントを教える 浮標が頷くたびに 迷いが水面でほどける 浜辺のカフェの灯りがゆらぎ グラスの氷が星座を揺らす ストローをくるりと回せば 言葉の角が甘くなる 頬に触れた潮風が 続きのページをめくっていく Yo 潮騒バックに Soft flow Footprint equals timeline Glowの二文字で夜がBright 砂時計を逆回転 未読のため息は瓶へSave 波に任せてSend Moonlightガイドで進路設定 目的地は“ここから先” ひとつ深呼吸 胸の霧が晴れて 輪郭がやさしく浮かぶ 寄せ波が引くたび 心の余白が広がる 結んで きらめく糸で世界を ほつれのない歌に変え 涙の粒も真珠になって 頬で静かに光る 歌って 肩にかかる夜の重さを ハミングで軽くして 手の温度をたよりに 水平線の向こうへ進む 灯台の光が拍を縫い クラゲのランプが足元を照らす 波間に落とした不安は 丸く磨かれて戻る 寄り道のスケッチを砂に描き 星の欠片で色を足す 耳を澄ますと遠い街の笑い声 ここにもしっかり届く 握った手の体温が 潮騒と同じテンポで揺れる Check Seashellを耳に当ててSync 心拍と海のPhase Lazy breezeが前髪を揺らし Pageが自動でTurn Anchorはもういらない 自由な進路でFloat Ribbon of moonが導線になり 希望を静かにBoost 目を閉じても消えない輪郭 やさしい光で縁取られる 波打ち際の足元が 次の一歩を招いている 結んで 柔らかな輝きで 今夜の物語に句読点 ほどけてもまた結べる それが合図になる 歌って 潮の香りを吸い込み 胸の奥まで澄ませ 新しい朝が近づく音を ここで待ちながら進む
